徹底して山形に密着したフリーペーパー

女性の美と健康/性病の咽頭感染

2019年6月28日
 皆さんは喉(のど)の痛みを感じた時、何科を受診されますか――。

オーラルセックスに起因

 これまで淋病やクラミジアなどの性感染症についてご説明し、予防策としてコンドームの使用を呼びかけてきましたが、〝咽頭(いんとう)感染”という厄介な問題もあります。
 近年は口を使ったオーラルセックスが広まり、咽頭が淋菌やクラミジアに感染していることが多いのです。通常のセックス時にはコンドームを使っても、オーラルセックス時にはコンドームは使わないケースが多いことが一因です。

女性の美と健康/性病の咽頭感染

日本、山形で多く

 特に日本では「ファッションマッサージ」「デリヘル」などでオーラルセックスが行われている結果、欧米より日本、特に山形で咽頭感染が多いことが気になります。

自覚症状が乏しく

 咽頭淋菌感染症や咽頭クラミジア感染症に罹患している女性の数は男性のざっと2倍。それを治せれば問題の解決の一助になるのでしょうが、感染していても痛みや発熱、咳などの自覚症状がないことが感染を広めている原因と考えられています。 
 ある調査によれば、男性で淋病にかかった人の約60%、クラミジアにかかった人の40%が性風俗店などで働いている女性の咽頭からの感染とされています。 

思い当たる人は検査を

 そのため喉の痛みを感じたら、定期的に検査することをお勧めします。
 検査は、喉の奥をスワブという綿棒で拭って検査する方法と、口腔内のうがい液を検体とする方法です。しかしその検査をできるクリニックとできないクリニックがありますので、電話確認なさると良いと思います。


女性の美と健康/性病の咽頭感染
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。