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女性の美と健康/性器クラミジア感染症

2019年5月24日
 「性器クラミジア感染症」は現在、最も多い性感染症で、年間3万人が罹患(りかん)すると言われています。

女性患者が男性の2倍

 この感染症はクラミジア・トラコマティスという菌に感染することで引き起こされます。性交のほか、オーラルセックスや肛門性交による直腸感染もあります。また分娩時に子どもが感染するとクラミジア結膜炎を発生することがあります。
 女性の方が感染しやすく、男性の2倍と言われています。これは内性器を持つ女性の方が感染しやすいという理由によります。患者は性交が〝盛ん”な10~20代に集中しています。

女性の美と健康/性器クラミジア感染症

不妊症の原因にも

 症状ですが、男性では排尿時の違和感、性器のかゆみなどのほか、尿道から分泌物が出たりします。女性では排尿時の違和感や頻尿(ひんにょう)、おりものの増加などですが、感染に気付かず放置している人が少なくありません。
 感染した女性がそのまま放置しておくと、骨盤の中に炎症が広がり、卵管などに癒着(ゆちゃく)が生じる結果、不妊症や子宮外妊娠の原因になることがあります。

検査と治療

 検査は男女ともに血液のほか、男性は尿、女性は子宮頸管(けいかん)分泌物を調べます。医療機関のほか、自宅で行える検査キットも販売されていますが、正確ではないのでお勧めできません。
 治療は早期なら抗菌剤の投与で治りますが、重症例ではミノマイシンの点滴を行います。

コンドームの使用を

 何より大切なことは不特定多数の相手との性交や、コンドームを使わない性行為を避けること。ピルは避妊のための薬で、性感染症を防ぐことはできません。


女性の美と健康/性器クラミジア感染症
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。