徹底して山形に密着したフリーペーパー

「スナック平成」(花小路)ママ 大山 日出子さん

2019年5月10日
大山 日出子(おおやま・ひでこ) 福島県いわき市出身。地元高校を卒業後、就職で上京し、長井市出身で電電公社(現NTT)勤務のご主人と知り合い22歳で結婚、直後にご主人の転勤で長井市に、7年後に山形市へ。2人の娘さんの子育てを終えた後、昭和から平成に元号が変わる1989年に銅町でスナック「平成」を開業。花小路に移ったのは10年前から。年齢は「企業秘密」。
「スナック平成」(花小路)ママ 大山 日出子さん

元号が変わっても店名は変えず
  現役を退くまでは「平成」で

――今や有名人ですね。

全国テレビにも登場

 「平成から令和に元号が変わり、山形新聞に最初に取り上げられて。NHK、TUY、朝日、毎日も取材に来て、もうひっちゃかめっちゃか。TUYなんて(TBS系列で)全国版で放送までしちゃって…。新聞で来てないのは読売ぐらいよ」
――マイナーですけど、日経やサンケイ、河北とかもありますけどね(苦笑)
 「昭和が平成になった1989年、銅町でスナック『平成』を開業しました。あれから30年。マスコミが取り上げるのも『平成と歩んだスナックママの歴史』っていうストーリーね」
――お初にお目にかかりますけど、うちもそんな感じでお願いしたく。

年齢はNG、自称独身

 「生年月日?それはダメよお~、本当のことなんて言ったらみんな引いちゃうべした(笑)。だから57歳とか47歳とか適当にゴマかしてんの」
 「47歳って言うとお客さんから『違うべ、74歳だべ?』なんて返されてね(笑)。そういう言葉のキャッチボールも楽しいし、この仕事の大切なところなのよねえ」
 「旦那?店ではとりあえず〝死に別れた〟ことになってんのよ、ハハハ。あのね、水商売してて旦那がいるなんて言ったらお客さんなんて来やしないんだから」
――それは、ある程度まで若いママなら分からなくもないですけど…(苦笑)
 「やっぱり、いくつになってもお客さんに〝夢〟を与えるのがこの仕事なのよね(笑)」

時代とともに

――お店は1人で?
 「以前の店では何人か使ってたけど、今は人を雇えば赤字よ。景気は悪いし、なじみ客も死んじゃったりでね。平成の時代は、飲食店にとっては右肩下がりだったわね」
 「それでもうちは客層はいいのよ。お医者さんとか、学校の先生とか。私が会話を盛り上げて、お客さんの笑顔を見るのが嬉しいのよねえ。そうすると時間なんてあっという間に過ぎていって」
 「値段も良心的なのよ。手作りの料理を4品付けてセット料金2500円。乾きものなんて絶対出さないんだから」
――令和になっても店名は変えないとか。
 「もちろん。だって領収書を切る時『スナック平成』でずっとやってきたわけでしょ。これは私が現役を退くまで変わらない。だから『令和』って言われてもピンとこないんだよね」

浅丘ルリ子似?

――見方によっては浅丘ルリ子さん?(苦笑)
 「それ、よく言われる。道を歩いてると、常連客から『お~い、ルリ子!』なんてね(笑)」
――……(苦笑)