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<荒井幸博のシネマつれづれ>今年のゴールデンウィーク

2019年4月26日
10連休は映画三昧で!

 間もなくゴールデンウィーク(GW)。そもそもGWとは「この期間に多くの人に映画を観てもらいたい」と映画業界が1951年につくった和製英語だが、昨今は娯楽の多様化で映画業界も安穏とはしていられない。だが10連休となる今年は話題作が目白押しだ。

<荒井幸博のシネマつれづれ>今年のゴールデンウィーク

 けん引役はアメコミヒーローが大集合するシリーズの集大成「アベンジャーズ/エンドゲーム」。アメリカや中国では4月上旬に前売チケットの販売がスタートするや過去最高の記録を更新、メガヒットが約束されている。
 対抗し得る作品として期待を集めているのが邦画「キングダム」。原泰久の大人気コミックで累計発行部数4000万部を超えた大人気漫画の実写映画版だ。
 紀元前の中国、春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を持つ孤児の少年・信(山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(吉沢亮)が壮絶な戦いに身を投じて行く姿を空前のスケールで描く歴史アクション大作。監督は「GANTZ」の佐藤信介。
 共演は本郷奏多、長澤まさみ、大沢たかお、橋本環奈、坂口拓などが適材適所に躍動。中国ロケを敢行した壮大なスケールの極上のエンターテイメント作品に仕上がっている。

 この2つを核に「映画クレヨンしんちゃん  新婚旅行ハリケーン~失われたひろし~」「名探偵コナン 紺青の拳」「名探偵ピカチュウ」「シャザム!」などのファミリー映画が脇を固める。
 このほか、2002年のイラク戦争の大義名分となった大量破壊兵器の存在に疑問を抱き、真実を追い続けた記者たちの奮闘を描いた実録ドラマ「記者たち 衝撃と畏怖の真実」も社会派好きにはおすすめ。
 また保守的な町で書店の開業を目指す女性が悪戦苦闘する「マイ・ブックショップ」も心にしみる作品だ。

 平成から令和に変わる今年のGWは〝原点”に戻り、映画三昧で過ごしてみては?


<荒井幸博のシネマつれづれ>今年のゴールデンウィーク
荒井幸博(あらい・ゆきひろ)

1957年、山形市生まれ。シネマパーソナリティーとして多くのメディアで活躍、映画ファンのすそ野拡大に奮闘中。現在FM山形で「荒井幸博のシネマアライヴ」(金曜15時)を担当。