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謝罪マスター・竹中功のちょっといい話/人生、やり直せまっせ

2019年2月8日
 歌謡グループ「純烈」のスキャンダル、アイドルグループ「嵐」の活動休止宣言。それぞれの会見にみられる共通点に注目してみましょう。
謝罪マスター・竹中功のちょっといい話/人生、やり直せまっせ

 純烈の元メンバー、友井雄亮さんは「2度と過ちを犯さないよう償いながら生きていきたい」と反省を述べ、みそぎとして純烈を脱退、芸能界を引退しました。
 純烈リーダーの酒井一圭さんは「僕の中であいつはもう死んだので、もう会うことはないと思います」と純烈としては彼を除いて再スタートすると言い切りました。
 一方の嵐はリーダーの大野智さんが「何事にも縛られず自由な生活がしてみたい」と2020年末をもって活動を休止すると表明しました。

 酒井さんと大野さんの会見の共通点は〝再出発〟というキーワードです。どちらも現状を受け入れ、そのうえで今後の方向性を示すという決意表明でもありました。
 純烈は「メンバー減でもやる!」という再生ビジネス、嵐は「休止する2020年末まで走り抜ける」という解散ビジネスの宣言だったのです。
 ともにピンチをチャンスと捉える――ビジネスとはこういうものだと思います。会見までに時間がない中で瞬時に前向きに頭を切り替え、ホットな情報を提供するのが「いい会見」なのです。

謝罪マスター・竹中功のちょっといい話/人生、やり直せまっせ

 友井さんと大野さんの会見の共通点は、どちらも芸能界という中で生きてきたスターの〝人間宣言〟です。前者はDVや借金問題などを起こすサイテー男の自戒、後者は普通のおじさんに戻りたいという願望。ともに今まで自分がいた虚構の世界からの帰還なのです。

 2人は次の人生を歩めばいいのです。友井さんは反省して更生し、大野さんは自分の時間を存分に楽しめばいいのです。

 人間は誰でもやり直しがきくのです。エラそうなことを言いますが、実はこのことは私が教育活動をしている山形刑務所から逆に教えてもらったことでもあるのです。
 山形刑務所での話は追ってお伝えします。


謝罪マスター・竹中功のちょっといい話/人生、やり直せまっせ

竹中 功(たけなか・いさお)

1959年大阪市生まれ。お笑いの吉本興業で長く広報を担当、所属芸人の不祥事の事後処理を一手に引き受け、2015年に吉本退社後は「謝罪マスター」として講演、執筆、ラジオパーソナリティーと多方面で活躍中。月に1回、山形刑務所で受刑者向けの教育活動も。