徹底して山形に密着したフリーペーパー

タイヨウ 社長 安藤 政弘 氏

2008年7月25日
安藤 政弘(あんどう・まさひろ)1953年(昭和28年)寒河江市生まれ。寒河江高校から日大工学部建築学科に進み、卒業後、東京の建築会社に就職。78年に帰郷し家業の太陽建設に入社、83年から社長。介護福祉事業には「タイヨウ」を設立して2001年から参入した。54歳。
タイヨウ 社長 安藤 政弘 氏

人生は「冬」でなく「春」で終えんを

——「ソーレ」の冠がある施設、山形市周辺のあちこちで見かけます。

ソーレ、ソーレホーム展開

 「介護付き有料老人ホーム『ソーレ』は山形市内の前田、吉原、中桜田、江俣のほか寒河江市の計5カ所。このうち中桜田を除く4カ所では、デイサービス、ナイトサービス、ホームヘルプサービスを備えた高齢者専用賃貸住宅『ソーレホーム』を併設しています」
 「今後はデイサービス、ショートステイ、訪問介護を1つの事業所で行う『小規模多機能』にも進出する計画です」

——タイヨウの施設の特徴を教えて下さい。

地域密着が特徴

 「県内には大型の特別養護老人ホームや老人保健施設がいくつかありますが、タイヨウの施設はどれも小規模で、かつ地域密着型。リロケーションダメージを少しでも軽減するため、様々なサービスを地域ごとに小マメに提供していくのが基本理念です」
 「介護保険制度の見直しで大型施設の新たな建設や運営は難しく、介護の担い手は『施設』から『在宅』にシフトしていかざるを得ない。ここで言う『在宅』とは『家』のことではない。家の介護力には限界があるわけで、施設と家の中間的な存在としての「新しい住まい」が、タイヨウが目指す地域密着型のケア付き高齢者住宅なのです」

——山形は3世代同居率が高くて、介護力があるとされてきましたが。

「終の住処」を提供

 「一人暮らしの老人の数は確実に増加しているし、老いた子どもが親の世話をする『老老介護』も増えています。高齢者が冬ではなく春を感じながら最後のときを迎えられるよう、『終の住処(ついのすみか)』を提供できればと考えています」

——太陽建設って、もともとはフツーの建設会社だったんですよね。

建設業からの参入

 「農協向けの施設づくりが柱でした。農業を取り巻く環境が厳しくなり、分譲マンションの建設、販売に転換していきましたが、私自身は以前から関心があった介護に軸足を置いています」
 「介護への参入前には先進国の北欧を何度も視察したり、全国の実態を調べたり、文献をあさったり。現在は東北でも初となる高齢者向け分譲マンションを山形市花楯で建設中です」

——建設会社の社長ってギラギラしたメタボ気味の人っていう勝手なイメージ持ってるんですけど、安藤さん、インテリっぽくて、この分野では第一人者ですもんね。

 「メタボはメタボですけどね(苦笑)」