女性の美と健康/体重増加にご用心
太りやすい冬場
もともと冬場は体重が増えやすいもの。寒さに備えるために脂肪を蓄えようとする動物と同様、その本能が人間にも残っていると指摘する説もあります。
かてて加えて、12月は「師走」と呼ばれるように何かと忙しいですよね。忙しいと運動不足になったり、生活が不規則になったりで、ただでさえ体重増加に結びついてしまいがちです。

規則正しい生活を
「そんなこと、分かってるわよ!」という声が聞こえてきそうですが、まず規則的な生活を心がけましょう。起床時間、就寝時間等はなるべく普段どおりに。
そのうえで運動不足になりがちなことを自覚し、入浴、ストレッチなどを習慣づけましょう。
カロリー過多に注意を
さて、肝心の食事やお酒です。1回の外食でお酒が入るとあっさり2500キロカロリーは超えてしまいます。これは肉体労働をする男性の1日分の摂取カロリーに相当します。
宴会がある時は昼食を軽めにしたり、メニューを注文する時は揚げ物は避け、刺身や焼き魚などカロリーの低い和食を。締めのラーメンなどもっての外ですゾ!
要注意のおせち料理
おせち料理も要注意です。おせち料理は保存するために味が濃くなっており、塩や砂糖が大量に使われています。食べすぎはむくみの原因になります。お餅2個でご飯1杯分のカロリーと等しくなることをお忘れなく。
最後に、1月7日に食べる「七草がゆ」は正月前後に疲れた胃腸を休めてくれますよ。


セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
●(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。