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山寺芭蕉記念館企画展「山寺と紅花Ⅲ」/歴史と栄華しのばせる

2018年12月14日
 「山寺が支えた紅花文化」が日本遺産として認定されたのは5月。これを記念して山形市の山寺芭蕉記念館で企画展「山寺と紅花 Ⅲ ―文化の伝承―」が開催されており、県内外から大勢の観光客を集めている。
山寺芭蕉記念館企画展「山寺と紅花Ⅲ」/歴史と栄華しのばせる

 現在でも山形が全国一の生産量を誇り、県花にもなっている紅花は江戸時代、最上川水運と北前船を使って上方に運ばれ、莫大な富と豊かな文化をもたらした。現在にもつながる山形の経済基盤を築いたのが紅花だ。
 展示しているのは、平安時代に円仁(慈覚大師)が建立した立石寺の所蔵品と、紅花商人として栄えた長谷川家のコレクションの計47点。
 立石寺の「木製曼荼羅懸仏(もくせいまんだらかけぼとけ)」(県指定文化財)、「大日如来坐像(だいにちにょらいざぞう)」(市指定文化財)などは歴史の重みを感じさせる作品。森寛斎作「前赤壁図(ぜんせきへきず)」や富岡鉄斎作「月夜梅花図(げつやばいかず)」、加賀前田家由来の「建盞天目茶碗(けんさんてんもくちゃわん)」など長谷川コレクションの数々は紅花商人の栄華をうかがわせる。
 2月22日まで。入館料大人400円、高校生以下無料。問い合わせ023-695-2221。