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遊興文化の里、花小路で「夕市」 往時の隆盛めざし、集客狙う

2006年10月13日
 昭和30年代は芸者衆の置屋が立ち並び、東北一の花柳界の里として知られた花小路。その後、県庁が現在の松波に移転した(同50年)ことなどに伴い地盤沈下が進み、現在はコアな一部の酒好きオジサンたちに占拠されている感もあるが、そんな花小路が周辺住民に再び親しまれるようになった年2回のイベントが2日、料亭「千歳館」の東側駐車場を会場に開かれた。
遊興文化の里、花小路で「夕市」 往時の隆盛めざし、集客狙う
 このイベントは「花小路夕市」。平成17年に食品スーパーのヤマザワが七日町から撤退、「毎日の食品の買い物が不便になった」という周辺住民の不満に応えようと、花小路の惣菜店が立ち上がって昨年9月からスタートさせた。地盤沈下が進む花小路の存在を広くアピールしたいという狙いがあったことも言うまでもない。
 3回目の開催となるこの日は午後4時にスタート。あいにくの雨模様の中、花小路の惣菜の老舗(しにせ)などが自慢の料理を出品し、訪れた買い物客が惣菜のほか鮮魚、肉類などを購入、終了の5時半前にはほとんどが売り切れ状態だった。
遊興文化の里、花小路で「夕市」 往時の隆盛めざし、集客狙う
 「売り上げは前回より多少減っているが、天候を考慮すればまずまずの成功」と花小路振興会会長の志鎌寛さん(63)は満足顔。今後は季節にあった惣菜や野菜を提供し、遊興文化発祥の地「花小路」の伝統文化を生かすため研究を続けていきたいと意気込んでいた。