内科あれこれ/新しい健診センター
2018年6月22日
山形市深町にあった市医師会の「健診センター」が5月30日、市南館の日本製乳工場跡に移転オープンしました!
健診フロアは2階
建物は鉄筋コンクリート3階建てで、縦長の窓がたくさんあるお洒落な外観です。1階は受け付けと問診の部屋のほか、エクササイズルームや多目的ホールもあります。
2階は健診フロアで、胸部レントゲン、胃透視、腹部エコー、マンモグラフィー、子宮がん検診などが受けられます。 また新しい装置として、肺がん検診用の低線量CT撮影装置も導入しました。

3階は検体検査室
3階は大部分が検体検査室です。血液などの検体から白血球、赤血球、肝機能、腎機能、血糖などを調べたり、肺がん、子宮がんなどの細胞検査を行います。
ここでは私たち開業医からの検体も届きます。また胸部レントゲンや胃の透視などの写真の画像診断をする部屋も3階にあります。
男女の区別が明確に
新健診センターの最大の特徴は男女の検診室がはっきりと分けられていることです。2階の更衣室で着替えた後、大半の検診室は男女別。特に女性の乳がん、子宮がんの検査室は右側のフロアのさらに右側に並んでおり、検査の前後に男性と顔を合わせることはありません。
他の健診センターの実情は存じ上げませんが、私のように病院でのドックしか見ていない者には新鮮でした。
病院では検診室があちこちに分散していて、薄い検査服を着た受診者が一般の患者さんの間を行き来する光景に違和感を覚えていました。
それが、ひとつのフロアですべて完結し、プライバシーの問題もなくなる点は画期的といえるでしょう。機会があればご利用ください。


きくち内科医院 院長
菊地 義文
プロフィール
● (きくち・よしふみ)1985年(昭和60年)東北大学医学部卒業。同大医学部第三内科を経て96年に山形市立病院済生館へ。2013年4月に「きくち内科医院」開院。
菊地 義文
プロフィール
● (きくち・よしふみ)1985年(昭和60年)東北大学医学部卒業。同大医学部第三内科を経て96年に山形市立病院済生館へ。2013年4月に「きくち内科医院」開院。