ヨークベニマル 東根市神町に出店へ/来春にも ヤマザワと激突
2018年4月13日
食品スーパーで東北最大のヨークベニマル(福島県郡山市)が、東根市神町に出店を計画していることが分かった。オープン時期は来年4月を目指しており、市内では2店目、県内では7月開業予定の米沢春日店に続く22店目になる。至近距離では競合するヤマザワ(山形市)の神町店が営業している。

場所は国道13号東側の神町西5に広がる1万6000平方メートルの果樹園で、農地の転用が原則許可される第三種農地。3月末に地権者と賃貸借契約を結んだ。
計画では売り場面積2000平方メートルのベニマル東根神町店(仮称)を核に、同920平方メートルのドラッグストア、同680平方メートルの100円ショップ、飲食店などが別棟で営業する「ヨークタウン」を想定している。

今後、都市計画法上の開発行為の申請、大規模小売店舗立地法の店舗新設を届け出たうえ、今秋にも土地の造成、店舗の建設に着手する予定。
ベニマルの前2月期の売上高は過去最高の4290億円。直近は東北一円で毎年10店ペースの新規出店を続けており、県内でも17年2月に山形下条町店、4月に落合店、18年3月に高畠店と出店攻勢を強めている。
神町には県内スーパー最大手ヤマザワの神町店があり、2店による顧客争奪戦が激化しそうだ。