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女性の美と健康/亜鉛欠乏症

2017年11月24日
 「なんだか体がだるい」「なぜか食欲がない」といった症状はありませんか?医療機関で診てもらって「どこも異常はありません」と言われたら、「亜鉛欠乏症」を疑ってみましょう

亜鉛は大切な栄養素

 ミネラルのひとつである亜鉛は私たちの健康の維持に欠かせない栄養素。ただ体内でつくることはできず、食べ物から摂取する必要がありますが、近年は不規則な食生活などから亜鉛が不足気味の人、つまり亜鉛欠乏症の人が増えています。
 厚生労働省は亜鉛の食事摂取基準として成人男性で1日10ミリグラム、成人女性で8ミリグラムを推奨していますが、2015年の調査によれば現実には成人男性で8・9ミリグラム、成人女性で7・3ミリグラムにとどまっています。

女性の美と健康/亜鉛欠乏症

不足すると様々な症状

 亜鉛欠乏症の症状としては味覚障害が知られていますが、先ほど健康維持に欠かせないと申し上げたように、実に様々な症状を引き起こすことが分かってきました。
 具体的には疲労感や食欲低下のほか、免疫力の低下、下痢、貧血、肌荒れ、脱毛、口内炎、関節痛、男性の性機能不全、肝硬変などなど。

医療機関で検査を

 亜鉛欠乏症かどうかを検査するには血清亜鉛値を測ります。この測定で結果が60µg/dl未満なら亜鉛欠乏症が疑われます。その場合も亜鉛欠乏症のお薬が保険適応されていますので、心配な人はぜひ医療機関での検査をお勧めします。

正しい食生活を

 もっとも、正しい食生活を心がけて亜鉛欠乏症にならないのが1番。加工食品の過剰摂取やファストフードでの食事を控え、特に女性は過度なダイエットは禁物です。
 亜鉛を多く含む食材にはアーモンド、干しエビ、プロセスチーズなどがあります。


女性の美と健康/亜鉛欠乏症
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。