徹底して山形に密着したフリーペーパー

遠藤商事 社長 遠藤 靖彦さん

2017年10月27日
遠藤 靖彦(えんどう・やすひこ) 1961年(昭和36年)山形市生まれ。石油製品販売を核とする遠藤商事グループの創業家の長男として山形市で生まれる。山形南高から明治大学商学部に進み、卒業後、丸善石油(現コスモ石油)入社。3年後に帰郷、トヨタオート山形(ネッツトヨタ山形)を経て88年遠藤商事へ。常務、専務を経て2005年から現職。遠藤商事以外にグループ7社の社長を兼務するほか、県石油商業協同組合理事長、全国石油商業組合連合会理事なども務める。55歳。
遠藤商事 社長 遠藤 靖彦さん

まずは本業を磐石に
 そのうえで多角化も急務です

――遠藤商事といえば石油製品の販売で県内最大手。現在のスタンドの数って?

石油販売で県内最大手

 「3年前に設立したエナジー山形(旧山新石油)の3店を含めて23店です。このうち16店が県内、残る7店を宮城県で展開してます」
――県内のガソリンや灯油の価格って全国的にみて高いような…。
 「資源エネルギー庁の調査だと高めの数字が出ますよね。ただ山形の場合は価格に地域差があり、庄内や最上、置賜は確かに若干高めですが、競争が激しい山形市周辺はむしろ全国的にも安いです。たぶん東北で1番安いんじゃないかなあ」
――少なくとも山形市は天童市に比べて高い感じがするけど。

苦しいスタンド経営

 「以前はそうだったかも知れない。でも2年前に上山市にコストコの併設スタンドが進出してきて以来、山形市周辺の価格競争は一段と激しくなってます。コストコに追随して値下げする業者が現れ、それに周囲が引きずられる展開ですね」
――全国的にスタンド業者の経営は苦しいと指摘されていますが。
 「苦しいです。エコカーの普及などでガソリンの消費は毎年4~5%ずつ減っていて、30年後には現在の半分になると言われているほど。中小・零細スタンドがどんどん淘汰される時代で、大型化していかないと生き残れない。うちだって4店閉めてますから」
――多角化にも積極的だとお聞きしました。

農業分野にも進出

 「鶴岡市伊勢原町のスタンドは県内初のコンビニ併設型。カーリース事業の「コスモスマートビークル」のほか、ライフラインを提供する企業として、家庭や職場に天然水をお届けする宅配事業もやってます」
――3年前に野菜の栽培を始めると聞いた時はビックリ(苦笑)
 「天童市清池東で野菜工場『イーベジ・ファーム』を稼動させました。広さは約1400平方メートルで、発光ダイオード(LED)を光源にしてリーフレタスなどの葉物野菜を水耕栽培、できた野菜はスーパーや飲食店などに販売してます」
 「採算ベースにはまだ乗っていませんが、アグリビジネスは今後の成長が見込める分野。経営の多角化の狙いのほか、高齢社員の雇用の受け皿としても期待してます」

18番はモノマネ?

――七日町でよくニアミスするよね(苦笑)
 「以前、顔マネつきで谷村新司さんのモノマネやってるところを目撃されましたっけ、ハハハ」
――親父さんはダンディなのに、なんか違う路線だよね(苦笑)