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税金のABC/(91)不動産売却時の税金

2017年10月27日
 土地や建物などの不動産を売却して利益が出た場合の税金に関するお話です。

譲渡所得について

 不動産を売却して得られた譲渡所得は「譲渡収入―(取得費+譲渡費用)」で計算し、不動産の所有期間が5年以下の場合と、5年超の場合とで下のように税率が異なります。
 例えば、8年前に1000万円で買った土地が今年1200万円で売れた場合で譲渡費用が50万円だったとすると、譲渡所得は150万円ということになり、約30万円の税金(税率15・315%+5%)がかかることになります。

税金のABC/(91)不動産売却時の税金

取得費と譲渡費用

 ここで言う取得費とは、土地や建物を買い入れた時の購入代金、購入手数料、その後にかかった改良費や設備費などの合計額です。なお建物の取得費は所有期間中の減価償却費相当額を差し引いて計算します。
 取得費が不明だったり、取得費が譲渡価額の5%より少ない時は譲渡価額の5%を取得費とすることもできます。
 また譲渡費用とは不動産業者に支払う仲介手数料や売買契約書に貼付した印紙代、また、更地にする必要があった場合は取壊費用や造成費用なども含まれます。

マイホームの売却

 マイホームを売却した時は最高3000万円の特別控除が受けられます。また所有期間が10年超の場合は、譲渡所得金額6000万円までの部分は所得税率10・21%、住民税率4%という軽減税率が適用されます。

相続した不動産の売却

 また家や敷地を相続して3年以内の場合、2019年12月31日までの売却なら譲渡所得金額が3000万円以下なら税金はかかりません。空き家を処分する予定の方は適用期限にご注意を。
 なおマイホームか相続かに関わらず3000万円の特別控除の特例を受けるためには確定申告をする必要があります。


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税理士法人 あさひ会計
税理士 髙橋 克徳