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女性の美と健康/不眠症(下)

2017年9月22日
 前回に続いて不眠症のお話です。今回は治療法について。

治療法は薬物以外も

 不眠症の治療といえば薬物療法がイメージされがちですが、不眠症の治療法は薬物だけではありません。薬物療法はあくまで薬の助けを借りたうえで眠れるようになるのに過ぎません。
 これに対し薬物療法以外の治療法は、眠ろうとする本来の力を回復させる治療法になります。

女性の美と健康/不眠症(下)

生活習慣の改善が第1

 では、薬物療法以外の一般的な治療法ですが、まず生活習慣の改善が挙げられます。具体的には規則正しい生活、寝室環境の改善、タバコやお酒は控える、などです。
 よく眠れないからと就寝前にお酒を飲まれる人がいらっしゃいますが、お酒には覚醒作用があり逆効果になることも。お酒の飲み過ぎがもたらす様々な病気も心配です。

脳内物質セロトニン

 規則正しい生活習慣は、不眠症の改善に欠かせないとされる脳内物質「セロトニン」の分泌にも有効です。セロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」の生成に不可欠とされています。
 セロトニンの分泌を促すためには規則正しい生活習慣のほか、大豆、コメ、バナナ、野菜、赤身の魚などの摂取が有効とされます。

音楽、アロマも

 薬物療法以外ではこのほか、午後3時以降のカフェイン摂取は控える、音楽を聴く、眠くなるまで横にならない、夜中に目が覚めても時計を見ない、頭部は涼しく足は温かくする(頭寒足熱)、香りで脳をリラックスさせる(アロマセラピー)、身体の疲れを癒す、などがあります。

それでもダメなら

 これらを試しても効果がない場合は薬物療法も選択肢のひとつ。もよりの医療機関を受診してみましょう。


女性の美と健康/不眠症(下)
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。