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県の花 紅花

2017年6月23日
 山形県の花として親しまれている紅花。開花時期の7月になると各地でイベントが催され、県外からも大勢の観光客が訪れます。そんな紅花のこと、あなたはどこまでご存知ですか?
県の花 紅花

 紅花とはキク科ベニバナ属に属する1年草。6~7月に花が咲き、咲き始めは鮮やかな黄色ですが、やがて色づいて赤くなります。種子は花1つにつき10~100個ほどで、ヒマワリの種を小さくしたような形をしています。

シルクロードを経て

 紅花の原産地はエチオピアともいわれ、エジプトからシルクロードを経て6世紀ごろに日本に伝来したとか。
 紅花が山形県に入ってきたのは室町時代末期で、江戸時代中期には最上川流域が一大産地になりました。
 最上川流域が大産地になったのは、気候や土壌が栽培に適していたこともありますが、京都や大阪とを結ぶ最上川の舟運の存在も見逃せません。

紅花商人

 上方との交易で活躍したのが紅花商人です。紅花商人は山形から紅餅を京へ出荷し、帰り荷として古着や日用品を持ち帰って商いました。
 現在でも最上川流域の市町村には、紅花商人が上方から持ち帰った江戸時代の雛人形が数多く残っており、各地で雛祭りが行われています。

1982年「県の花」に

 明治に入ると中国からの輸入や化学染料の普及により県内の紅花生産は大打撃を受け、急速に衰退していきます。
 それでも紅花が繁栄と文化をもたらせてくれたのは間違いなく、紅花は1982年3月31日に県の花に制定されました。 

紅花の今

 観賞用として生花やドライフラワーのほか、染料や化粧品、食用など幅広く使用されています。
 種子からはサフラワー油がとれ、食用油のほか菓子や麺類など多方面に利用されています。

県の花 紅花