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Let's know 脳!/片頭痛(上)

2017年4月14日
 頭痛の代表は「片頭痛」ですが、症状を経験した人以外には詳しく知られていないのが実情のようです。

意外に知られていない?

 片頭痛という言葉から「片側だけが痛む」というイメージを持たれがちですが、両側に痛みを伴う片頭痛もあります。
 また発作は数時間から数日で治まるとされていましたが、最近では数カ月に及ぶ片頭痛があることも分かってきました。

Let's know 脳!/片頭痛(上)

今や生活習慣病

 名前は知られてるのに詳しくは理解されていないこの片頭痛、患者数は女性を中心に800万人超といわれています。糖尿病と同様、今や生活習慣病といっても過言ではないでしょう。
 ただ、頭痛の発症から専門医の診断を受けるまでに、おおよそ5~10年を要していると報告されているところが気にかかるところです。

MOHにご注意を

 慢性的な頭痛に悩まされている人にとって、手軽に購入できる市販の頭痛薬は強い味方のように思えるはず。痛くなったらすぐに飲むという習慣がついている方もいらっしゃるでしょう。
 そんな方々に心配なのが、頭痛薬の飲みすぎが原因による「薬物乱用頭痛(MOH)」です。痛みを和らげるための薬でさらに痛みが生じてしまう――これでは本末転倒というものです。

頭痛ダイアリーはお勧め

 専門医の診断を受ける前に片頭痛と上手に向き合うには、頭痛の日時や程度などを記録する「頭痛ダイアリー」をつけることがお勧めです。
 「頭痛ダイアリー」をこまめにつけていけば、自分がどんな時にどんな頭痛に悩まされるかが分かってきますし、最終的に専門医を受診される際も適切な処方が期待できます。


Let's know 脳!/片頭痛(上)
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嶋北 内科・脳神経外科クリニック医師
佐藤 篤
プロフィール
(さとう・あつし)1977年鶴岡市生まれ。2002年山形大学医学部卒業。山大医学部附属病院、山形済生病院、済生館病院などを経て現職。山大医学会学術賞、日本脳神経外科学会学術総会会長賞、日本脳腫瘍学会学会賞など受賞。脳神経外科学会専門医。脳卒中専門医。