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女性の美と健康/PMSとPMDD

2016年12月23日
 月経の前になると具合が悪くなったり、気持ちがイラついたりするという女性は多いはず。そんな症状の多くは「PMS(月経前症候群)」「PMDD(月経前不快気分障害)」によるものとされます。

身体と心に不快な症状

 まずPMSですが、身体の症状としては下腹部や胃が痛む、乳房が張って痛い、体重が増える、肌荒れやむくみ、疲労感、だるさ、眠い、肩こり、冷える、食欲が増えるまたは減る、便秘、下痢などなど。
 心の症状としてはイライラ、ちょっとした事で腹が立つ、無気力、気分の落ち込み、集中力の低下、やる気が出ない、外出したくないなどがあります。

女性の美と健康/PMSとPMDD

ホルモンの乱れが原因

 このようにPMSの不快な症状は実に200種類以上とも言われています。そしてPMSの中でも心の症状が重く、日常生活にも支障をきたすような場合はPMDDとされます。
 いずれも原因はホルモンバランスの乱れとみられていますが、多くの女性にPMSの症状がみられるものの、名称・内容についてキチンと知っている女性は40%という調査もあります。

経済損失は1兆円!?

 PMSやPMDDは月経の10日ほど前から症状があらわれ、月経が始まると収まるというケースが一般的です。つまり1カ月の3分の1が体調がすぐれないということになり、これによる経済損失額は1兆円にのぼるという試算もあるとか。

1人で悩まずに

 30~40代の女性が月経前の不快な症状から「更年期障害かしら?」と受診されることがありますが、診断してみるとPMSまたはPMDDということが大半です。
 食事や運動など症状を改善する方法や、有効な漢方薬などもありますので、お近くの医療機関を訪ねられることをお勧めします。


女性の美と健康/PMSとPMDD
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。