徹底して山形に密着したフリーペーパー

菊池技建(山形市) 社長 菊池 幸生さん

2016年9月23日
菊池 幸生(きくち・ゆきお) 1976年(昭和51年)山形市生まれ。山形南高から東北工業大に進み、県外の大手ハウスメーカーに3年勤務した後、父親の恵一氏が創業した菊池技建へ。大工、積算、現場監督などを経て2007年専務、09年33歳で社長就任。40歳。
菊池技建(山形市) 社長 菊池 幸生さん

大切なのは「お客様目線」
  この理念を全社で共有したい

――今もだけど、社長になったのも若かったんですね。

売上高より体質強化

 「以前から父は『自分が60歳の時に世代交代』と社内外で公言していましたので。業界からは「早すぎる、若すぎる」と驚かれましたが、私としてはそれが家に帰る条件でしたから(苦笑)」
――でも若いのにしっかりしてるって評判で。
 「うちは注文住宅の建築がメーン。坪単価は55万円前後で大手ハウスメーカーより安め、ローコストメーカーより高めという位置づけでしょうか。年間の建築実績は平均30棟、売上高は10億円前後。これらは社長を引き継いだ時から変わっていません」
 「景気情勢や人口減少なんかを考えると、需要が大きく伸びる余地はないと思うんですね。だから増収増益なんかは考えない。それよりは会社の体質を強化した方がいいんじゃないかと」

顧客満足度を最優先

――具体的には?
 「新築、リフォームやリノベーションなどに加え、太陽光やバイオマスなどエネルギー関係の新規事業を伸ばしていきたい。あとは1年を通して仕事が集中する繁忙期とヒマな閑散期を見極め、できるだけ平準化して余裕を持てるようにしたいですね」
――普通、若い社長は行け行けドンドンで、「売上高2倍!」とか大風呂敷広げたりするもんだけどね。
 「目先の数字を上げることはもちろん大事ですけど、数字を失うより信頼を失う方が怖い。お客様の立場になって考えることを経営理念として掲げていて、社員さんにもこの理念に基づいて仕事をして欲しいと繰り返し言ってます」

社員教育を重視

 「盛和塾(注・京セラの稲盛和夫名誉会長が主宰する経営塾)でも学びましたが、理念と方針を数値化し、その目標に向かって日々の業務をこなしていこうと」
――社員の皆さん、理解してる?
 「う~ん、そこですよね(苦笑)。父からも『お前は難しいことを言い過ぎる』と。だけど現場の大工さんを含めてコミュニケーションを努めてとるようにし、自分の考えや夢をその都度伝えるようにしています」

息抜きはマラソン

――難しい話は置いといて、息抜きとかは?
 「お酒やゴルフもやりますが、高校時代から続けているのはマラソン。努力が数字(タイム)になって表れますから」
 「来月の山形まるごとマラソンにも出場予定で、会社のロゴマーク入りの緑のユニフォームを見かけたらご声援よろしくお願いします(笑)」