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女性の美と健康/更年期障害(4)

2016年9月23日
 更年期障害が引き金となって発症してしまう病気として「骨粗しょう症」が知られています。

女性に多い骨粗しょう症

 すでにご存知のように、骨粗しょう症とは骨強度が低下して徐々に骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
 寝たきりになる1番の原因は脳・心血管障害ですが、2番目は骨粗しょう症による腰椎(ようつい)の圧迫骨折。男性が発症することもありますが、女性の発症率は男性の3倍です。

女性の美と健康/更年期障害(4)

3タイプに分類

 骨粗しょう症は一般的に、(1)閉経後の女性が発症する「閉経後骨粗しょう症」(2)加齢に伴って発症する「男性型骨粗しょう症」(3)分娩(ぶんべん)などを原因とする「特発性骨粗しょう症」――の3タイプに分類され、治療法も異なります。

骨密度と骨質が原因

 従来、骨強度の低下は骨密度の減少が原因とされてきましたが、最近の研究から、骨密度が保たれていても骨折しやすいケースがあることが分かってきました。その原因を調べていくと、人によって骨質に違いがあることが分かりました。
 つまり、骨密度が保たれていても骨質が劣化していると、チョークのように硬いけれどポキンと折れやすくなってしまうというわけです。

予防は食事と運動

 もっとも、骨粗しょう症を予防するには従来と同様、骨密度の維持や増加に努めましょう。ビタミンの摂取、ウォーキングやジョギングなど体重の負荷がかかるような運動などが効果的とされます。

気になる人は検査を

 「身長が少し縮んだ」「背中が丸くなった気がする」などと感じた方は医療機関で検査をしてみることをお勧めします。X線検査で骨密度は容易に測定でき、症状にあった薬を処方してくれるはずです。


女性の美と健康/更年期障害(4)
プロフィール

セントラルクリニック院長
村山 一彦
プロフィール
(むらやま・かずひこ)1956年山形市生まれ。埼玉医科大学を卒業後、同大、篠田総合病院を経て2004年に産婦人科を中心とするセントラルクリニックを開院。社会福祉法人・慈風会の理事長として特別養護老人ホーム「なごみの里」、認可保育所「はらっぱ保育園」も手がける。