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「旧木村邸」整備事業 事業主体に山形建設/伝統工芸品を展示、カフェも

2016年8月26日
 山形市旅篭町2の「旧木村邸」の利活用を目指す市の「旅篭町にぎわい拠点整備事業」で、山形建設(山形市、後藤完司社長)と旅篭町開発(同、清野寿啓社長)が事業主体に内定した。邸内に残る土蔵と新たに復元する石蔵を使い、伝統工芸品の展示やカフェ、レストランの展開などを計画している。10月に着工し、1年後のオープンを目指す。
「旧木村邸」整備事業 事業主体に山形建設/伝統工芸品を展示、カフェも

 旧木村邸は大正末期から昭和初期の建造物とされ、木造2階建ての母屋と土蔵からなる。敷地面積は約1000平方メートル。2009年に所有者から寄贈を受けた市は様々な角度から利活用の道を探ってきたが、賃貸料などがネックになり、事業主体が現れなかった経緯がある。
 このため6月議会で関連条例を改正し、賃貸料を無償としたことで整備事業が動き出すことになった。
 計画では、耐震性に問題がある母屋は解体し、由緒ある土蔵は残して山形鋳物や木工品などの展示・販売施設とする。現在は採掘されていない「中川石」を使って再現する2棟の石蔵ではカフェやレストランの展開のほか、貸しホールとしての利用なども検討しているという。