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テーマ展示「妖怪と文学・美術」/山寺芭蕉記念館 背筋凍る“もののけ”たち

2016年6月24日
 暑い夏に背筋がゾクッと寒くなるような体験をしてみては?――。山形市山寺の山寺芭蕉記念館で7月7日から、テーマ展示「妖怪と文学・美術」が開催される。
テーマ展示「妖怪と文学・美術」/山寺芭蕉記念館 背筋凍る“もののけ”たち

 この展示は夏休みにあわせ、親子で“涼”を味わってもらおうと毎年この時期に催しているもので、てんぐや鬼、カッパなどをテーマに、江戸時代から現代にかけての文人や画人が描いた作品35点を展示する。
 見どころは、江戸中期の浮世絵師・鳥山石燕(とりやま せきえん)の妖怪図鑑「今昔百鬼拾遺(こんじゃくひゃっきしゅうい)」や、妖怪の怨念(おんねん)がこもった「殺生石(せっしょうせき)」について松尾芭蕉が書いた直筆の書、グロテスクな人魚を精緻に描いた葛飾北斎(かつしか ほくさい)の「北斎漫画」、与謝蕪村(よさ ぶそん)の「妖怪絵巻(複製)」など盛りだくさん。
 時代の寵児(ちょうじ)だった芭蕉、北斎らが妖怪に想像力をかきたてられていたことが垣間見えるほか、文学作品の中で息づく妖怪を通して日本文化の一面に触れることができる。
 8月29日まで。入館料は大人400円、高校生以下無料。期間中は学芸員によるトークショーも。問い合わせは023-695-2221まで。