若松寺・氏家住職/僧階最高大僧正に
2008年6月27日
昨年6月22日発行の本紙第19号「編集長インタビュー」でもおなじみの氏家榮脩・若松寺住職(70、写真)が目出たく「大僧正」に就いた。

大僧正は仏教各宗派で最高の僧階で、745年に行基が初めて任ぜられた。その行基が1300年前に開山したのが若松寺で、自身も今年が古希。節目の年に最高位に上りつめたことに喜びもひとしおの様子だ。
中央大卒後、広告代理店に入社。営業マンとして優秀な成績をあげたが、実家の「本寿院」を継ぐため20歳で得度した。2003年に僧階2位の権大僧正、2004年から若松寺住職。
若松寺は縁結びの観音様として「西の出雲、東の若松」と出雲大社と並び称される存在。最近は「住職と握手すると良縁に恵まれる」との噂が口コミで広がり、氏家サン目当てに全国から妙齢の女性が押し寄せる。
7月13日に行う年間最大のイベント「四万八千日祈願」は、この日に参拝すると4万8000日の日参に等しいご利益がいただけるとか。「今年、開山1300年の記念すべき功徳日に、より多くの方に足を運んでほしい」とPRしている。