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春彼岸特集

2016年3月11日
 もともと仏教に由来するお彼岸ですが、実は他の仏教国には見られない日本独特の仏事です。お彼岸には家族そろってお墓参りに行き故人や先祖を供養しましょう。
春彼岸特集

春彼岸と秋彼岸

 彼岸には春彼岸と秋彼岸の2つがあります。春彼岸、秋彼岸は「春分の日」「秋分の日」を中日とし、前後3日合わせて7日間。彼岸の初日が「彼岸の入り」、最終日が「彼岸の明け」です。

毎年変わるスケジュール

「春分の日」と「秋分の日」は年によって変わるのをご存知ですか?
ですので彼岸の日程も年によって変わります。 
 今年の春分の日は3月20日、秋分の日は9月22日なので、春彼岸の入りは3月17日、中日は3月20日、明けは3月23日。秋彼岸の入りは9月19日、中日は9月22日、明けは9月25日です。

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お墓参りする理由

 「春分の日」「秋分の日」は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さが同じになります。このことから仏教では悟りの世界(彼岸)と俗世(此岸)が最も近づく日とされ、この期間に墓参りをし、先祖を供養すれば極楽浄土へ行けると考えられてきました。
 また、日本国の祝日法では「春分の日=自然をたたえ、生物をいつくしむ日」「秋分の日=先祖をうやまい、亡くなった人をしのぶ日」とされています。

春彼岸特集

ぼたもち?おはぎ?

 春彼岸と秋彼岸で子どもにとって楽しみなのは「おはぎ」と「ぼたもち」。ではクエスチョン。おはぎとぼたもちのの違いって?――。
 答えは春彼岸にいただくのが春の花「牡丹」にちなんだぼたもち、秋彼岸にいただくのが秋の花「萩」にちなんだおはぎ。どちらもモチ米とあんこで作りますが、ぼたもちはこしあん、おはぎは粒あんで作られることが多いようです。