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山王くらぶ(酒田市)/酒田雛街道20周年 傘福展示はじまる

2016年2月26日
 日本3大つるし飾りのひとつ「湊町酒田の傘福」の展示が酒田市日吉町の旧料亭で国登録有形文化財の「山王くらぶ」で始まり、そのあでやかさで訪れる観光客の目をクギづけにしている。
山王くらぶ(酒田市)/酒田雛街道20周年 傘福展示はじまる

 傘福は傘の先に幕を巡らし、細工物を下げる独特の飾り物。起源は酒田港が北前船でにぎわった江戸時代とされ、子孫繁栄や子どもの健やかな成長への願いを込めて寺院などにひっそりと奉納されてきた。
 傘福の展示は酒田商工会議所女性会が2006年から毎年開催しており、今年は申年にちなみ、赤い布で作られた様々な表情の「さるっこ」約1200個が随所に展示されているのが見もの。
 また春の訪れを告げるツバキをモチーフにした「椿舞う」をはじめ、直径約2メートルの野点の傘に999個の細工物を吊るした大きな傘福5基が目を引く。
 夫婦で訪れたという山形市の高木重義さん(72)は「前回とはまた雰囲気も変わり素晴らしい。圧巻です」と興奮気味。5月21日まで。問い合わせは0234-22-9311。