徹底して山形に密着したフリーペーパー

タレント ダニエル・カール さん

2016年1月22日
ダニエル・カール(だにえる・かーる) 1960年、米カリフォルニア州モンロビア市生まれ。小学校時代から日本に興味を抱き、高校時代に奈良県五條市、大学時代に大阪府枚方市に各1年間留学。大学卒業後、文部省(現在の文部科学省)英語指導助手として山形県に赴任、3年間各地の中学校で英語を教えた。その後上京して翻訳会社を設立する一方、山形弁を駆使するマルチタレントとして活躍。東日本大震災の復興支援にも力を注いでいる。54歳。
タレント ダニエル・カール さん

フレンドリーな山形弁
 使わないのはもったいない――

――「山形弁研究家」の肩書きもお持ちとか。

ここは日本?

 「38年前、最初に山形に来た時はビックリしました。みんなが話す言葉が『んだ』『んだの』。日本語に『ん』から始まる言葉はないって教わってたから『ここ、ホントに日本?』って(苦笑)。最初はまったく分がんなかった」
 「だけど、慣れてくるとフレンドリーな言葉だなと。今でこそ増えたけんど、当時、山形にいた外国人はオラぐらいで、どの中学校に行っても黒山の人だかり。そんな中で覚えたての山形弁で笑わせてみると、すぐに打ち解けられて、教えやすかったんだな」
 「今はテレビの影響もあるのか若い人はあんまり山形弁を話さなくなったけんど、方言は誇っていいもんで、もったいないですよね」
――もちろん英語も話せるんですよね(苦笑)
 「母国語ですからねえ。だけど芸風のせいか日本で英語を話すと『すご~い』とか『英語、お上手ですね』なんて言われたり(苦笑)』

山形が大好き!

――言葉以外でも…。
 「山形の四季も、食べ物も、人情も大好き。生まれ育ったカリフォルニアは四季がなく、長い夏と夏以外の二季なのよ。だから着るものも半そでがほとんどだし、1年中変わらない生活」
 「そこいくと山形は四季のメリハリがあって、季節ごとの食べ物も最高。新ソバ、新米、山菜、漬物…」
 「人も温かいですよねえ。独身の時は周囲の人がいろいろ気遣ってくれて、週末は必ずどこかの家に招かれてご飯をごちそうになったり」
 「オラのカミさんも山形にいた時に知り合った米沢の人。去年までは義理のお母さんも健在で、米沢とはしょっちゅう行き来してました」

外国人タレントで長老

――位置づけ的には外国人タレントということになるわけですけど。
 「ケント・ギルバートやケント・デリカットはちょっと先輩。同年代はデーブ・スペクター。その後10年は同業者(?)が現れなかったけんど、最近はパックンやセイン・カミュ、ボビー・オロゴンなんかが。もう長老ですよ(笑)」
――今のお住まいは?
 「東京の池尻大橋です」
――ゆくゆくは?

山形移住も

 「オラは山形に移住したいんだけんど…。米沢でもいいし、最上や庄内地区でもいい。もちろん山形市でも文句なし」
 「ただ最近、カミさんが歳のせいか寒がりになって…。『雪おろし、誰がするの!?』なんて言われてんだな(苦笑)」