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ULTRAS ACMY 代表 藤倉 晶 さん

2015年12月11日
藤倉 晶(ふじくら・あきら) 1975年(昭和50年)南陽市生まれ。南陽高校から東京の専門学校に進み、帰郷後の96年からモンテディオ山形応援団体「クラージュ」に参加し、応援リーダーや会長を務める。現在は本町でバー「Bar12」を経営する傍ら、ゴール裏応援団体連合会「ULTRAS ACMY」代表。40歳。
ULTRAS ACMY 代表 藤倉 晶 さん

株主、株主って言うけど
  モンテディオは県民のものです

――モンテの社長解任騒動について。

社長解任、寝耳に水

 「11月19日の山形新聞が、J1残留を逃したことなどを理由に株主の間で高橋節(たかし)社長の退任を求める声があると報じたのが最初でした。記事では12月1日に臨時取締役会が開かれ、そこで後任を含め正式に決まるとも」
 「ボクらサポーターにとっては寝耳に水の話でした。残留こそ逃しましたが、高橋さんは経営も黒字化したし、何よりチームへの愛情が感じられた。ホーム最終戦で高橋さんの挨拶(あいさつ)を聞いた時も来季にかける意気込みが伝わってきて、みんなが拍手で応えました」
 「特に今は来季の態勢を整えるうえでも大事な時期。高橋さんは26日に急きょ開かれた臨時株主総会で解任され、みんな動揺しましたが、後任が分からないうちは静観しようと。民間から海保(かいほ)(宣生(のぶお)・県スポーツ振興21世紀協会元理事長)さんみたいな凄い人が来るかもしれないわけだし」
――1日に新社長に就任したのが県職員OBの森谷俊雄氏。

天下りは問題

 「みんな『何だよ、それ』『またかよ』って感じで。高橋さんがそうだったように県職員OBにも有能で熱心な方はいらっしゃるでしょうが、モンテの社長は県の天下りポストじゃない。株主の意向だっていうけど、モンテは株主だけのものじゃなく県民のものです」
 「2年や3年でトップがころころ代わっていては中長期的なチームづくりなんてできない。それにJ2に落ちたら責任を取らされるなら、永久にJ1に上がらない方がいいと考えるトップも出てくるかも知れない」
――そうだよねえ。

嘆願書を提出

 「そんな思いからACMYでは1日、森谷新社長にサポーターとの話し合いの場の早期開催や一連の経過説明を求める嘆願書を提出しました。嘆願書では高橋さんが進めていたスタジアム構想についても公表するよう要望しています」
――会社の持ち株比率は21世紀協会とアビームコンサルティング(東京)が各49%、県が2%。“株主”の社長解任の狙いはどこにあると。

真相を究明して

 「分かりません。いろんな説が聞こえてきますが、本当のところをマスコミや議会で追求して欲しい。ボクらとしても、2度と同じことが繰り返されることのないよう会社としっかり話し合っていきたい」
――でも“株主”もこんな騒動になるとは予想してなかっただろうなあ。
 「県庁の人事異動ぐらいの感覚だったんじゃないですかね」