徹底して山形に密着したフリーペーパー

「義姫の会」代表 諏訪 洋子 さん

2015年11月27日
諏訪 洋子(すわ・ようこ) 1963年(昭和38年)横浜市生まれ。8歳で上山市に移り住み、上山北中→山形中央高→尚絅女学院短大(仙台市、現・尚絅学院大)を経て山形新聞社入社。95年退社後、県スポーツ振興21世紀協会、自営業などを経て2011年5月~2015年4月山形市議。7月、山形藩主・最上義光の妹で、仙台藩主・伊達政宗の母・義姫を再評価しようと市民グループ「義姫の会」を設立。山形市在住、52歳。
「義姫の会」代表 諏訪 洋子 さん

悪女イメージの義姫
     地元から再評価の機運を

――義姫(よしひめ)って、山形市民でも知らない人が多いんじゃないですか?
 「私たち以下の世代は圧倒的に知りませんね」
――ボクら以上は大河ドラマ「独眼竜政宗」でのイメージが強烈で…。

希代の平和主義者?

 「岩下志麻さんが演じて、渡辺謙さん演じる政宗の毒殺を図る悪女として描かれてましたよね。そのせいか、義姫を知っていても、人物評価となると『×』『嫌い』という人がほとんど」
 「だけど、調べてみると兄の義光(よしあき)と子どもの政宗が争った際、戦場に輿で赴(おもむ)いて仲裁に乗り出したりしています。当時としては珍しい平和主義者だったんじゃないかと。政宗の毒殺を図ったという件も、最近は否定する説もあるようです」
 「山形の礎(いしずえ)を築いた義光にしてからが、山形での評価は低い。文武に優れ、関ヶ原の戦い後は57万石という全国5番目の大大名に登りつめたというのに」
――それも「独眼竜政宗」で原田芳雄さんが演じた悪役のイメージの影響でしょうね。

地元から再評価を

 「そうした偏(かたよ)った人物評価や歴史認識は地元からこそ正していかないと。私自身がミーハーですが、今は『歴女(れきじょ)』『刀女子(かたなじょし)』など若い女性の間でも歴史ブーム。こうした“時の利〟を生かして義姫研究を盛り上げていければと思ってます」
 「郷土史家の片桐繁雄さんをお招きして22日に開いた講演会を皮切りに3回の講演会と、仙台市の『五郎八姫(いろはひめ)(注・政宗の娘)ファンクラブ』との交流会など2回のイベントを企画しています」
――市議さんだったなんて知らなかった。

前市議、山新OG

 「この運動が売名行為なんて言われると心外なんですけどね」
――ボクも一瞬、ご登場願うのを躊躇(ちゅうちょ)したんだけど、落選されたばっかりだし、次の予定も決まってないみたいだから、まっ、いいかなと。
 「今は義姫に全力投球しています」
――これも知らなかったんだけど、山新にいらっしゃったんだ(苦笑)
 「服部(敬雄(よしお))さんが社長の時代でした。広告局に配属されて、山形初の『アドウーマン』として注目されて。2年間、女性向けのフリーペーパーの発行も任されたりしたんですよ」
※この後、山新時代の仕事や人間関係の話で盛り上がる。

自称・松田聖子似

――中村玉緒さんに似てるって言われない?
 「よく言われます。議員時代の渾名(あだな)が『玉緒』でした。でも私的には松田聖子さんかなと」
――……(苦笑)