ご存知ですか?洗濯表示が変わります!!
2015年10月9日
衣類の洗濯や乾燥、アイロンがけなどの仕方を絵で表示する「洗濯表示」が来年12月から全面改訂されるのをご存知でしたか?表示の種類が倍増するうえ、国際規格に合わせるため日本人にはなじみのない図柄も。ポイントを解説しましょう。
国際規格に統一
衣類の内側にタグでついている洗濯表示。現在の表示は1968年(昭和43年)に定められた日本独自のもので、これを来年12月から国際規格に合わせようということになったのです。
これに伴い、記号の種類は現在の22種類から41種類に増えるため、消費者が混乱することが予想されています。

見慣れない図形も
抑えておきたい第1のポイントは基本図形。洗濯の表示は従来の四角から「たらい」になり、洗濯機で洗える衣服もたらい表示になります。
また、漂白は「三角」、乾燥は「四角」、アイロンは「アイロン」、クリーニングは「円」で示されます。現在の「絞り」の記号は廃止されます。
付加記号も変わる
付加記号は、現行では強弱を「弱」という漢字で示していましたが、新表示では「横棒」の数で示します。「横棒がない」は通常の強さ、「1本」は弱く、「2本」は非常に弱くという意味。棒の数が多いほど弱くるわけです。
一方温度は、現行では「高」「中」「低」という漢字で示していますが、新表示では「点」の数で示します。「1」は低、「2」は中、「3」は高という意味。点の数が多いほど温度が高くなります。
その他
そのほか、ドライクリーニングの表示もアルファベットになり、溶剤の違いによって「F」と「P」に分かれます。新たに加わる「W」は「ウエットクリーニング可」という意味です。また漂白剤もフラスコ形が三角形に変わります。
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表示変更まで1年あまり。消費者への周知徹底が望まれますね。
