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温泉街を歴史散策 天童市特集2015

2015年6月12日
 山形市のベッドタウンとして成長する天童市。天童といえば若い人たちは「イオンモール天童」「モンテディオの本拠地」を連想しがちですが、ミドル、シニアにとっては情緒漂う温泉街のイメージでしょうか。そんな天童の温泉街を歴史散策してみました。
温泉街を歴史散策 天童市特集2015

 天童温泉の開湯は1911年(明治44年)で、あたり一面が田んぼだった鎌田地区で井戸を掘ったら突然温泉が吹き出したのが始まりとか。
 開湯1900年の蔵王温泉、同900年の赤湯温泉などに比べれば歴史は新しいものの、豊富な湯量や交通の便に恵まれていたこともあって急速に発展していきます。

 55年(昭和30年)には全国でも珍しい源泉の共同集中管理をスタート、湯量の不安がなくなった旅館が大型化に乗り出し、現在の温泉街が形作られていきました。  
 天童温泉にある旅館・ホテルは約15。規模や個性も様々で、目的に応じてお好みの旅館・ホテルを選べるのが魅力。近くには山寺、天童高原、若松寺などの観光スポットがあり、四季を通じて楽しめるのもポイント。

 バブル崩壊後の団体客の利用減少や、直近では蔵王山の噴火警報による風評被害とも無縁ではない天童温泉ですが、今から約40年前、天童温泉が空前のブームに沸いたのをご存知ですか?――。
 実は日本最初のレコード歌手は佐藤千夜子さんという天童市出身の女性。今ならAKB48並のアイドルで、古賀メロディーで知られる古賀政男さんの才能を発見したのも佐藤さんとされます。
 晩年は不遇だったとされますが、その波乱の生涯をつづった小説「あゝ東京行進曲」、佐藤さんをモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「いちばん星」が放送され、全国から観光客が大挙して天童市に訪れました。

 その佐藤さんの生家を舞鶴山のふもとで発見!このほか安藤広重の浮世絵約1300点収蔵する広重美術間、李氏朝鮮の工芸品などを展示する出羽桜美術館などもあり、天童温泉は歴史・文化情緒もいっぱい!

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