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クリエイト礼文 社長・県宅建業協会 会長 大場 一夫 さん

2015年6月12日
大場 一夫(おおば・かずお) 1952年(昭和27年)上山市生まれ。上山農業高(現・上山明新館高)卒業後、実家の農業手伝い、地元卸会社勤務、当時県議だった遠藤利明氏(現・衆議院議員)の秘書などを経て90年に不動産業の「クリエイト礼文」設立。96年に住宅建築分野に参入、ローコスト住宅「UNITE(ユニテ)」を核に2009年から県内住宅着工実績首位を続けている。06年、世界最大の不動産仲介ネットワーク「センチュリー21」加盟。14年7月に県宅建業協会会長就任。62歳。
クリエイト礼文 社長・県宅建業協会 会長 大場 一夫 さん

自社ブランド住宅で県内首位
  空き家対策でも業界を牽引(けんいん)

――この業界に入られる前、波乱万丈の半生だったと伺(うかが)っています。

37歳で創業

 「高卒後に家業の農家を継いだものの、ほどなく減反で農業は曲がり角に。5年の会社勤めの後、地元の先輩で国政を目指す遠藤利明さんの選挙を手伝いましたが、遠藤さんは落選、選挙後に公職選挙法違反で自分が警察から事情を聞かれる羽目になって…」
 「37歳でした。1カ月後に『解放』され、遠藤さんからは復帰を求められましたが、家族に肩身の狭い思いをさせたという痛恨の念があった」
 「当時はバブル終焉のころで、まだ不動産取引が活発だった。この分野に賭けてみようと今の会社を仲間6人で立ち上げたのがスタートです」
――それから?
 「『仲介』から始め、その後に『賃貸』、フランチャイズに加盟しての『建築』へ。試行錯誤の連続でしたが、現在は自社ブランド住宅の建築が8割以上を占めてます」
――全国ブランドに伍して急成長ですよね。

建築住宅で県内首位

 「創業期に学んだ『賃貸を制するものが建築を制する』を実践しています。賃貸物件をお探しの方は将来のマイホーム取得者、いわば『宝の山』。そうした方々のマイホーム取得を後押ししています」
 「具体的には30歳前後、年収200万~300万、アパートにお住まいの方々に、月々の賃料と変わらないローン返済額でのマイホーム取得をご提案しています」
 「おかげ様で住宅建築では6年前から県内ナンバー1。当社を本部とするフランチャイズ加盟店も全国に。直近の売上高は約50億円ですが、将来的には100億円が目標ですね」
――昨年からは業界団体のトップも。

宅建協会に新風を

 「日向孝吉前会長が7期14年務められ、一部には長期政権のひずみも指摘されていた。まずは組織に新しい空気を入れ、開かれた明るい宅建業協会を目指していきたい」
 「それと『不動産屋』というといまだに負のイメージを持たれがちですが、会員の業務支援などを通じた業界の社会的地位の向上が課題かな」
――全国的に「空き家問題」がクローズアップされています。

「攻め」で空き家対策

 「行政との連携が不可欠ですが、実際に様々な問題の相談窓口になるのはわれわれ宅建業者。これに関しても相談されてから対応するという『待ち』の姿勢ではなく、空き家を見つけてビジネスチャンスにつなげるという『攻め』の姿勢で臨みたいよね」