徹底して山形に密着したフリーペーパー

国際ボランティアセンター山形(IVY)事務局長 安達 三千代 氏

2008年2月22日
安達 三千代(あだち・みちよ)1959年(昭和34年)、徳島市生まれ。同志社大学文学部卒業後、京都市でのOL生活を経て、85年に結婚のため山形県山辺町へ。93年から特定非営利活動法人(NPO法人)・国際ボランティアセンター山形(IVY)の活動に携わり、99年4月から現職。48歳。
国際ボランティアセンター山形(IVY)事務局長 安達 三千代 氏

──IVYって、どんな活動してるんですか。

増える外国人女性

 「大きく分けると2つあって、ひとつが国際結婚で山形県内に定住するようになった外国人女性のケアです。嫁不足に悩む朝日町が1985年に全国で初めて行政主導でフィリピン人花嫁を迎え入れて以降、県内の外国人女性は毎年増え続けています」

 「それに伴い、異国の地で言葉も十分に通じず、地域とのコミュニケーションを図ることの難しさや、病気になった時の心細さを抱える外国人女性も増えています。そんな彼女たちをケアしようと約50人のボランティアが医療、言葉、文化の支援を行っています」

必要なケア態勢

——国際結婚で山形に住む外国人女性、そんなに多いんですか。

 「多いです。以前は農村部に限られていましたが、今では都市部でも。外国人登録者は2006年12月末で7548人で、このうち女性は5905人と約8割を占めます。その大半が外国人花嫁です」

——彼女たちの多くが悩みや不安を抱えているわけですね。

 「そうです」

——ボク、七日町に外国人花婿の友達が2人いて、1人はカレー作ってるネパール人、もう1人はじゅうたん売ってるイラン人なんだけど、2人ともおよそ悩みや不安とは無縁そうな中年オヤジですけどね(苦笑)。

 「男性と女性の違いがあるし、外に出て働くのと家の中にいるのも違いますからね(笑)」

——あとの活動って?

カンボジアで農村支援も

 「96年からカンボジア事務所を構え、現地の貧しい村で農業指導を行ったり、女性の組合をつくる活動を続けています。私自身、通算で30回以上、去年だけでも6回現地に赴きました」
 「現地では長く続いたポル・ポト政権の影響で女性は閉じこもりがちになっていましたが、最近では表情にも明るさが出てきた。国内での活動もそうですが、私たちが池に投げた小石が大きな輪になって広がっていくようで、やりがい、生きがいを強く感じます」

仲間を増やしたい

 「そんな仲間をもっと山形で増やしたい。今のボランティアで県内出身者は20%ぐらいで、これは異常な低さです。県内だけでなく海外にも目を向けてもらいたい」

——山形の人って、困っている人がいると必ず助けるっていう県民性で、そのあたりは尊敬するんだけど、欠けてるのはやっぱり……

 「行動力ですね」