徹底して山形に密着したフリーペーパー

ヤマコン(山形市)社長 佐藤 隆彦さん

2015年3月27日
佐藤 隆彦(さとう・たかひこ) 1964年(昭和39年)山形市生まれ。山形東高から東北大経済学部に進み、同大卒業後、清水建設(東京)へ。同社北陸支店(金沢)に10年勤務した後、95年に実父で現会長の勝彦氏が創業に参画したコンクリート圧送業のヤマコン入社。社長室長、常務、専務を経て2005年に社長就任。50歳。
ヤマコン(山形市)社長 佐藤 隆彦さん

今年が創業50周年
  節目の年を飛躍のステップに

――今年が創業50周年と伺いました。

圧送業で全国首位!

 「1966年3月、登場して間もないコンクリートポンプ車を購入し、コンクリート圧送業の『山形コンクリートサービス』の社名で創業しました。ヤマコンに社名変更したのが95年です」
 「圧送業って一般の人には分かりづらいでしょうね(苦笑)。コンクリートミキサー車で建設現場に運ばれてきた生コンクリートをポンプ車の油圧で型枠に充填(じゅうてん)するのが圧送業。この分野では売上高で県内最大手、全国約1000社の中でもナンバーワンです」
――凄い会社なんだ。
 「県内のコンクリート建造物だと、山形駅西口の霞城セントラル、上山の超高層マンション(スカイタワー)、山形新聞さんが入居する山形メディアタワーなどは当社が一手に手がけました」
――へー!

仕事は県外が90%

 「圧送業は地域色が強い業界ですが、当社は早い時期から東北や関東圏に拠点をつくり、県外から多くの仕事をいただいているのが特徴。仕事の割合は県内が10%、県外が90%ですね」
 「県外で手がけた建造物ですか?仙台のトラストタワー、東京・有楽町の高級ホテル『ザ・ぺニンシュラ東京』、丸の内で2年前に開業した超高層ビル『JPタワー』などは100%当社の施工。もちろんコンクリート部分だけですけど」
 「現在は震災復興工事に追われてます。御多分に洩(も)れず人手不足が頭の痛いところですが、少なくとも2020年の東京五輪までは今の売上高を維持できるかな、と。新国立競技場の工事にも携わりたいですね」
――……。ホントに凄い会社なんだあ。

逆風も経験

 「もちろん50年の歴史の中で逆風もありました。って言うか、むしろほとんど逆風(苦笑)。自分が社長になってからもリーマンショックとか民主党政権誕生とかありましたし…」
――どうして民主党だと逆風に?
 「ほら、『コンクリートより人』を掲げてたじゃないですか」
――あっ、そうか、モロに響いたわけだ(苦笑)
 「あれも教訓になって公共工事や建設工事に依存し過ぎない企業体質づくりに取り組んでます。五輪後に仕事が減ることも目に見えてますし」

リニューアルにも注力

 「具体的には給・排水管に的を絞ったマンションリニューアル事業を伸ばしていく計画です」
――若いのにちゃんと先を見据(す)えて…。
 「節目の今年を飛躍への1歩にしたいですね」