徹底して山形に密着したフリーペーパー

<荒井幸博のシネマつれづれ> 今年の日本映画界は

2014年12月26日
今年の映画と山形
<荒井幸博のシネマつれづれ> 今年の日本映画界は

 今年最後の拙コラム。映画と山形との関わりを思いつくままに――。

 今年は山形が2本のヒット作のロケ地になった。「るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編」では山形市の文翔館と千歳館、鶴岡市の庄内映画村、庄内砂丘、遊佐町の鳥海山大物忌(おおものいみ)神社、酒田市の小物忌(おものいみ)神社が登場。「超高速!参勤交代」は山形市の霞城公園、庄内映画村、戸沢村幻想の森などで撮影された。
 旧大井沢で地域医療に生涯を捧げた志田周子さんの半生を描く「いしゃ先生」の撮影も、10月末から文翔館を皮切りに県内で行われている。

<荒井幸博のシネマつれづれ> 今年の日本映画界は

 山形市出身の渡辺えりさんが周防正行監督「舞妓はレディ」に出演、渡辺さんの周防作品は「Shall we ダンス?」以来18年ぶり。自作・脚本・演出の演劇「天使猫」の山形公演は大成功を収めた。
 最近、バラエティ番組やグラビアで大活躍の山形市出身・橋本マナミさんは「オー!ファーザー」、南陽市出身・中村映里子さんは「愛の渦」に出演して注目された。

 「家路」「友だちと歩こう」の脚本は米沢市出身の青木研次さん。酒田町秋生さんのデビュー作「果てしなき渇き」は役所広司さん主演の「渇き。」に。

<荒井幸博のシネマつれづれ> 今年の日本映画界は

 今月17日には山田洋次監督が川西町出身の故井上ひさしさんの「母と暮せば」の映画化を発表。井上さんの時代小説「東慶寺花だより」も原田眞人監督により「駆け込み女と駆け出し男」のタイトルで映画化される。公開は来年5月の予定。
 ロケ撮影、県出身者の活躍など、映画と山形との強い結びつきを改めて感じながら今年の筆を置きます。


<荒井幸博のシネマつれづれ> 今年の日本映画界は
荒井幸博(あらい・ゆきひろ)

1957年、山形市生まれ。シネマパーソナリティーとして多くのメディアで活躍、映画ファンのすそ野拡大に奮闘中。現在FM山形で「荒井幸博のシネマアライヴ」(金曜夜15時)を担当。