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あなたの目 健康ですか?/(80)老眼について

2014年12月12日
 老化によって眼の調整力が低下し、近くのものが見えにくくなる症状が老眼です。

近くが見にくくなる

 調節力の低下は必ず起きるもので、こればかりは避けようがありません。老眼を自覚する時期はその人の目の屈折状態により異なり、おおざっぱに言えば眼鏡なしで遠くが見える人は早く、近視の眼鏡をかけている人は遅く自覚されます。
 一般的には40歳前後からが多いとされますが、若い時に眼鏡なしで1・5~2・0の視力だった人は30歳代半ばあたりから症状が出る可能性もあります。

あなたの目 健康ですか?/(80)老眼について

早い人と遅い人

 また同じ近視でも眼鏡で矯正している人は遅く、コンタクトレンズで矯正している人は早く自覚されます。最近になって遠近両用のコンタクトが注目されているのはこのためです。

初期症状は

 老眼の初期症状は、夕方になると書類やパソコンの文字が見にくくなる、近くを見ていた状態から遠くを見ると焦点が合わせづらい、書類を以前見ていた距離より離さないと見えにくくなった、などです。

矯正しない人が7割も

 最近のある調査によれば、老眼の自覚症状がありながら7割の人が視力矯正をしていないそうです。視力矯正をしていない理由は「必要を感じない」「面倒」「我慢している」などでした。一方で半数近くの人が眼精疲労を感じ、肩こりや頭痛も自覚しています。

早めに眼科医に相談を

 年末・年始といえば年賀状を書いたり、テレビを見る時間が増えたりで目を酷使しがちな時期。老眼の症状を自覚したら我慢しないで眼科専門医に相談しましょう。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。