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あなたの目 健康ですか?/(79)マイボーム腺って?

2014年11月14日
 「マイボーム腺」をご存知ですか?

油の分泌腺です

 マイボーム腺はまぶたの縁にある油の分泌腺で、ここからでる油が涙の表面に広がって涙の蒸発を抑える大切な働きをしています。涙が蒸発して目が乾燥するとどうなるでしょうか?そうです、ドライアイです。
 つまりマイボーム腺はドライアイを防ぐ役割をしているのです。

あなたの目 健康ですか?/(79)マイボーム腺って?

ドライアイとの関係

 アイメイクがドライアイの原因になるといわれます。これは目元の際までメイクするとマイボーム腺の出口が塞がれてしまう結果、油の分泌が妨げられる→涙の蒸発が増える→ドライアイになる、という流れです。
 ドライアイを防ぐためアイメイクはまぶたの縁を越えないように心がけましょう。

マイボーム腺機能不全

 マイボーム腺そのものの機能が失われる病気もあります。マイボーム腺機能不全になると目の縁に黄色い油のかたまりがつき、鏡で見ると小さな盛り上がりがみえます。目の縁が赤くなっているのも特徴です。
 そんな所見があって目が乾きやすいとか、クシャクシャするといった症状がある場合は眼科医に相談してください。

適切な治療を

 マイボーム腺機能不全の治療は専用の道具を使って油の分泌が詰まった部分の通りを良くしたり、温罨法(おんあんぽう)といって目を温めたりします。ドライアイは目を温めた方がいいというのはマイボーム腺機能不全の治療になるからです。
 分泌障害が強い場合や炎症がある場合は軟膏を処方したり、目の縁を専用の製品を使って洗浄することもあります。
 ドライアイが気になるこれからの季節、鏡を見て目の縁に変化がないか確かめてみましょう。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。