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知っていそうで知らない基礎知識/栗井任吾博士(くりいにんごはかせ)のクリーニング講座

2014年10月10日
 朝晩めっきり冷え込むようになり、秋の深まりを感じる今日このごろ。この時期に忘れてはならないのが春夏衣料のクリーニング。今回もクリーニングに詳しい栗井任吾博士にやまコミ紙面にご登場いただき、クリーニングのあれこれを伝授してもらいましょう。
知っていそうで知らない基礎知識/栗井任吾博士(くりいにんごはかせ)のクリーニング講座
 エッヘン、私がクリーニング界で第一人者とされる栗井任吾であります。まず最初に基本的なことからお話ししましょう。

汚れ落としは早目が肝心

 衣替えのシーズンというと、これから着る衣服をクリーニングに出す人が増えているとか。夏前に夏物衣料、冬前に冬物衣料という具合ですな。
 これはNG。なぜなら、汚れは日数が経てば経つほど落ちにくくなってしまうからです。
 特に春夏に着た衣類は汗がタップリ染み込んでいて、翌年にクリーニングに出そうと思ったら黄色っぽく変色して手遅れに、なんてことにもなりかねません。
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表示マークは要チェック

 次にご家庭での洗濯ですむ場合と、クリーニング店に出した方がいい場合のお話です。
 どちらがいいのかを考える場合に必要なのが「洗濯表示マーク」です。ほとんどの衣類には洗濯表示マークがついていることをご存知でしたか? 
 洗濯表示マークは家庭用品品質表示法という法律で衣料品メーカーに義務付けられていて、洗い方や干し方、アイロンの掛け方といった衣類の適切な取り扱い方法が記されています。
 表示について注意したいのは「~しなくてはいけない」という意味ではなく、「~してもよい」または「~するのがよい」という意味。
 例えば、ドライクリーニングのマークがついているからといってドライクリーニングしかダメというわけではありません。その他の表示や素材などを組み合わせ、家庭で洗濯できるかどうかを判断しましょう。

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クリーニングの種類

 ご存知ない方のためにドライクリーニングとウェットクリーニングの違いを左に示しました。ここでいう「ドライクリーニング」は家庭で使える「ドライマーク衣料用洗剤」とは異なります。

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 ドライマーク衣料用洗剤は、本来ドライクリーニングで洗う衣類を家庭で洗濯する際、水の影響で衣類の型崩れや縮みなどが発生しにくいように工夫されたもの。
 水溶性の汚れと油汚れの両方が落とせますが、型崩れや縮みの発生に注意が必要です。
 大切にしたいスーツや長持ちさせたい上質なニット(ウール、カシミヤなど)、部分的に毛皮が使ってあるもの、臭いや汚れがひどいものなど、心配な衣類はクリーニング店にご相談を。

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