子どもの成長を祝う 七五三
2014年9月26日
もうすぐ七五三(しちごさん)の時期ですね。子どもが3歳、5歳、7歳になった時に長を祝う行事が七五三。でも「実は詳しく知らないの」という人も少なくないはず。そんな人のために七五三のABC!

【起源】七五三の起源には平安時代、室町時代、江戸時代と諸説が。いずれにせよ昔は子どもの死亡率が高く、7歳までは「神の子」として扱われたとか。そのため3歳、5歳、7歳と無事に成長してきたことを祝う行事でした。
【11月15日】最初に11月15日に七五三を行ったのは徳川3代将軍の家光とも5代将軍の綱吉とも。旧暦でこの日は「鬼宿日(きしゅくにち)」とされ、鬼が出歩かない縁起のいい日なのだとか。
【儀式】儀式が定まったのも江戸時代で、3歳は「髪置(かみおき)」として男女とも髪を伸ばす、5歳は「袴着(はかまぎ)」として男の子が袴を着ける、7歳は「帯解(おびとき)」として女の子が着物を着る、というのが内容。現在の「男の子は3歳と5歳」「女の子は3歳と7歳」というのはこれに由来します。
【千歳飴】七五三に欠かせないのが千歳飴。これも江戸時代に飴屋の七兵衛が考案したとされ、子どもが長生きするように細く長い棒状の飴を袋に入れて「千歳飴」と書いたのが始まりとか。
【現在】昨今の七五三はピークとなる11月15日当日を避け、10月から11月の吉日や土日祝日を利用して行う人が増えています。内容は写真撮影、神社やお寺での参拝、家族での食事といった流れが一般的のよう。
【記念の日】写真撮影もこの日ぐらいはスタジオを利用したいもの。普段は携帯で済ますという親御さんも「過去は取り戻せないので無理をしてもスタジオで」という向きが多いとか。
