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あなたの目 健康ですか?/(77)白内障と緑内障

2014年9月12日
 診察をしていてよく聞かれるのが「白内障や緑内障は大丈夫ですか?」ということです。

水晶体が濁る白内障

 白内障はカメラで例えればレンズにあたる「水晶体」が濁り、視力が低下する病気です。加齢とともにかかりやすく、視力低下をきたす原因の中で最も多いのがこの白内障です。
 初期の段階では「かすんで見える」「まぶしくて見にくい」などといった症状が出ます。治療は進行を予防するための点眼や、日常生活に支障がある場合には手術を考えます。最近は免許更新に際し、手術を選択する方が増えています。

あなたの目 健康ですか?/(77)白内障と緑内障

手術で正常に戻ります

 手術は局所麻酔を行うので痛みはありません。超音波を使い、濁った水晶体を取り除いて新しいレンズ「眼内レンズ」を入れます。傷口はわずか数ミリ。目の負担は少ない安定した手術で、術後はほぼ正常と変わらない見え方に戻ります。

失明にも至る緑内障

 緑内障は目の神経が痛んで視野に異常が出る病気です。神経の障害ですので視力が低下してからでは手術を受けても視力の回復は困難です。日本の失明原因の1位を占めており、注意しなければいけない目の病気です。

40歳以上の20人に1人

 厄介なことに、緑内障は初期の段階では自覚症状はなく、視野異常や視力障害などの自覚症状が出るのはある程度進行してからです。しかも40歳以上の20人に1人、70歳以上の10人に1人がかかる病気なのです。

早期発見・早期治療

 その一方で現在では点眼治療も進歩しており、早期に発見して早めに治療すれば進行を予防することも可能です。40歳を過ぎたら目の定期検査を心がけましょう。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。