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《おしえて!編集長》 どうなるの?「山形大花火大会」

2014年8月22日
 山形市の夏の風物詩、「山形大花火大会」が14日に須川河畔で開催されました。約2万発が打ち上げられるこの大花火大会は今年で35回を数え、集まった観衆は4万人と今年も満席状態。私も大好きなイベントですが、それが、それが、来年以降は開催場所の変更や玉の大きさを調整する可能性もあるんですって。どうしてなの?教えて編集長!
《おしえて!編集長》 どうなるの?「山形大花火大会」

来年の36回大会はどうなっちゃうんですか?

始まりは昭和55年

 「まあまあ、そう逸(はや)らないで。まず大花火大会のこれまでの歴史を振り返ってみよう。始まったのは1980年(昭和55年)で、会場は馬見ケ崎川河畔だった」
 「第1回大会で打ち上げられた花火は約1000発、観衆も1万人程度だったとされる。その後、99年(平成11年)の第20回大会から会場を馬見ケ崎川河畔から今の須川河畔に移した」

《おしえて!編集長》 どうなるの?「山形大花火大会」

どうして移したんですか?

20回から現在地に

 「馬見ケ崎川河畔は市の中心部に近くて交通の便も良かったんだけど、打ち上げ場所の裏が山じゃん。実際に花火の火の粉が山に燃え移って火事騒ぎも何度かあったらしい。それでもっと安全な場所ということで須川河畔が選ばれたんだ」
 「中心部から遠いのが難点だけど、あそこなら周りは田んぼや畑だから飛び火の心配はないだろ。会場が広くなって大きな花火も打ち上げられるようになった」

市外、県外でも高評価

 「現在の打ち上げ数の約2万発は県内最多だし、全国的にもトップレベルだ。質にも定評があり、市外はもちろん県外からも多くの観光客が訪れる大イベントになってるのはご存知の通り」

それなのにどうして場所の変更や、玉の大きさを調整するなんていう話がでてくるんですか?

産業団地計画が浮上

 「花火会場の近くに産業団地を造成することになったんだよ。場所は須川にかかる反田橋の南東で、建設土砂の集積場所だった約12・4ヘクタール。すでに名称も『山形中央インター産業団地』と決まっている」

エー、エー、エー

 「今月6日には現地で造成工事の安全祈願祭も行われ、来年12月の完成を目指して工事が進められている。山形市としては交通アクセスのよさをアピールし、県内外からの企業誘致を進めたいんだろうね」

《おしえて!編集長》 どうなるの?「山形大花火大会」

最大会場がなくなる?

 「場所は『会場案内図』の有料C会場のあたり。収容人数だと約1万2000人分のスペースで、これがそっくりなくなることになる。だから市川昭男山形市長も5月の山形大花火大会協議会の総会で『今年の開催は問題ないが、来年以降どういう形でできるか検討したい』って発言してる」

そうだったんですね。

会場移転は困難?

 「まず考えられるのが会場の変更だけど、これがなかなか難しく、ある程度の川幅があって観客席スペースも確保できるところとなると候補は限られる」
 「過去に門伝の西公園あたりを検討したらしいけど、周辺に送電線が走っていて、飛び火すれば停電する可能性があるから許可が下りそうにないんだって」

じゃあ玉の大きさを調整する?

安全を考えると…。

 「須川河畔で続けるならそれが有力なのかなあ。今の有料C会場のスペースを新たに確保するのは難しい。周辺の木を切って桟敷席をつくるって方法もあるんだろうけど、それだと新たな予算も必要になるしね」
 「一方で、せっかくここまで大きくなったイベントだから何とか維持したいところだよね。となると打ち上げ場所と観客席の距離は縮まるから、安全を考慮すれば玉の大きさを小さくする必要があるみたい」

協議会で結論

 「こうしたことを総合的に判断して山形青年会議所と山形商工会議所、山形市で構成する協議会で来年以降の運営の仕方を決めるんだって」

行方が注目されますね。