徹底して山形に密着したフリーペーパー

《おしえて!編集長》 ガソリン高騰

2014年7月25日
 ガソリンの値段が上昇しています。これは山形にとどまらず全国的な傾向で、スタンドでのレギュラー価格は5年10カ月ぶりの高値水準なんだとか。このあたりの事情、編集長に聞いてみました。
《おしえて!編集長》 ガソリン高騰

高いですよね。

12週連続で上昇

 「高いね。経産省資源エネルギー庁が発表した7月14日時点のレギュラー価格は全国平均で1リットル当たり169円90銭。エネ庁の発表は1週間ごとで、前週より20銭高く、値上がりは12週連続になる」
 「水準としてはリーマン・ショックがあった2008年9月末以来の高値だ。日本ではリーマン・ショックを契機に円高とデフレが進み、ガソリン価格も長期値下がり傾向が続いていたわけなんだけど、それがリーマン・ショック以前の水準に戻ったことになるね」

どうしてそうなっちゃったんですか?

石油会社が値上げ

 「ガソリンの原料の原油価格が高止まりしていることはあるわな。簡単に言えば、これまで原油高の製品安に悩まされていた石油会社が目の色を変え、あの手この手でガソリン価格を上げようとしていることが値上がりの背景といえる」

《おしえて!編集長》 ガソリン高騰

山形は特に高いって聞きました。

山形は170円超

 「今に始まったことじゃないけどね(苦笑)。レギュラー価格が170円を超えているのは全国で19都府県。この中に171円70銭の山形も含まれていて、北海道・東北で170円超えは山形だけだ」

どうして山形はいつも高いんですか?

背景に県民性?
 
 「県内に大きな石油備蓄施設がなく、遠距離から運ぶ必要があって輸送コストがかかるからという説があるけど、違うと思うな。俺の見たところ、ズバリ、県民性だよ」

エー、エー、エー

 「まず山形の業界団体とか組合とかって基本、仲が良いだろ。押しなべて『無駄な競争はやめようね』ってスタンス。それはそれでプラスの面もあるんだろうけど、適正な競争が阻害されるというマイナスの面もある」 「一方で山形の人ってあんまり面と向かって文句言わないよね。このあたりが優しい県民性とされる所以だろうけど、今回みたいな局面だと東京や大阪あたりのドライバーはスタンドにガンガン文句言ってるぜ」
 「つまり山形のスタンドは比較的仲が良いから安値競争にはなりにくい。高値に対しても山形のドライバーは無言で耐えてるって構図だ」

《おしえて!編集長》 ガソリン高騰
なるほど

天童は仁義なき戦い

 「ただ天童市は別。調べたところ、国道13号沿いのスタンドで170円台の看板は皆無。中には160円台前半もある」
 「天童には『フリート』という全国展開の安売りスタンドが進出、これに地元の野口鉱油や高橋石油が応戦して仁義なき闘いを続けている。こんな闘い、消費者は歓迎だけどね(苦笑)」