徹底して山形に密着したフリーペーパー

<Myサークル>メモリーキルト

2007年10月26日
 「キルト」とは保温性や耐久性を高めるため、布と布の間に綿などをはさんで重ねて縫ったもの。ヨーロッパの寒冷地が発祥で、開拓時代のアメリカで発展したとされる。
<Myサークル>メモリーキルト
 天童市久野本で20年間活動を続ける「メモリーキルト」は、木綿の布切れをつぎはぎして表地をつくる「パッチワークキルト」の教室。総勢60人のメンバーたちが週に一度のペースで指導者の菊地琴子さんの自宅に集い、ベッドカバーや小物入れなど、思い思いの作品を制作している。
 デザイン、製図、裁断をした上で、一針一針丁寧に縫い上げていくパッチワークキルトは、根気も時間も必要な作業だが、苦労した分だけ完成したときの喜びは大きいとか。
 ちょっぴりお洒落して、手作りのお弁当を持参して教室に通うメンバーの阿部恒子さん(73)は「ここに来るのが私の生きがいみたい」と肩をすくめる。
<Myサークル>メモリーキルト
 「作品はほつれたり破けたりしても繰り返し修繕して使えます。資源を大切にできるのもパッチワークキルトの良さ」と菊地さん。11月2日から3日間開催する20周年記念の作品展でメンバーの作品を一挙公開する。(場所:しゃぶ亭「桂」特別会場)