徹底して山形に密着したフリーペーパー

山形県民踊協会副会長 鈴木 豊喜芳さん

2014年4月25日
鈴木 豊喜芳(すずき・ほうきほう)本名・鈴木芳子(すずき・よしこ) 1948年山形市生まれ。父親の転勤で3歳の時に広島市に移り住み、広島市内の高校を卒業後、家族で山形市に戻る。母親(山形県民踊協会の鈴木豊喜与会長)のもとで踊りの研鑽を積み、名取、準師範を経て師範、県民踊協会副会長に。日本民踊研究会山形県支部長、山形市レクリエーション協会副会長なども務める。65歳。
山形県民踊協会副会長 鈴木 豊喜芳さん

全国に広めたい山形の民踊
  それを通じて人・地域おこし

――民踊協会ってどんな組織なんですか?

民舞をスポーツ感覚で

 「提唱しているのは『スポーツ民踊』です。広島で民踊の師範をやっていた母が山形に戻ってきた当時、日本舞踊に比べて意外に民踊が普及していなかったんですね」
 「それで母が昭和45年にこの協会をつくり、スポーツ感覚でもっと気軽に民舞を楽しみましょうと呼びかけたわけです」
 「各地に伝わる民謡と踊りを研究し、郷土色豊かな民踊の普及に務めています。『踊って心に灯を』『踊りの輪を人の輪に』をモットーに、民踊を通じて人づくり、地域づくりに活かしていきたい」

会員数1300人!

 「会員数は約1300人。県内の市町村から呼ばれて指導に当たったり、全国を巡って山形の民踊を紹介したり」
 「3月にはハワイのホノルル・フェスティバルに参加してパレードでも踊ってきました。5月の東北六魂祭、10月の全国育樹祭にも出向きます」
――当然、花笠まつりでも踊られるんでしょ?
 「踊りますよ」
――花笠まつりは日舞の人たちという印象があるんですけど、違いって?

日舞との違いは?

 「日舞の人たちは花笠協議会のメンバーで、花笠舞踊団ね。あちらはプロの集団で、若くてキレイで上手な人たち。こちらは素人集団で、普段は農作業なんかもやってるそのへんのオバさんたち(笑)。ホノルルで撮った写真がありますけど、ご覧になりますか?」
――(写真を見せてもらいながら)確かに何となく違いが…(苦笑)
 「だから民踊は文字通り庶民の踊りなの。老若男女を問わず誰でも、いつでも、どこでも楽しめるレクリエーション。日舞の人たちとの仲?悪くないですよ(笑)。それぞれの分野で頑張っているので」
――活動されていて、山形の特殊性みたいなところってあります?

もっと外にPRを

 「山形だけじゃなく東北全体に言えることでしょうが、土地ごとに伝わる民踊を大切にするあまり、外に出したくないという人が多いみたい」
 「外に出すと『とられちゃう』みたいな意識なんでしょうね。昔は母たちが教えを請いにいっても断られるケースが多かったと聞いています」
 「そうじゃなく、地元の誇れるものは積極的にPRしていくことが地域おこしにつながると思う。阿波踊りだって東京で認知されて全国に広がっていったんだから」
――それは民踊以外にも言えることなんでしょうね。