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あなたの目 健康ですか?/(63)子どもの目

2013年6月14日
 お子さんが幼稚園や保育園、小学校に通うようになり、春の健康診断で目の異常を指摘されたという親御さんもいらっしゃるでしょう。今回は子どもの目についてです。

目の成長過程

 まず赤ちゃんの視力ですが、生後間もなくは目の前の動くものが見える程度で、はっきり見えるようになるのは生後3~4カ月から。目を使うことで視力は成長し、通常3歳で0・8程度、4~6歳で1・0以上になります。
 こうした目の成長過程で注意しなければいけないのが「弱視」です。弱視は目の成長過程で視力の発達が止まってしまう病気で、目の成長過程を過ぎてからでは回復は困難です。早期発見が重要ですので、就学前の検診を心がけましょう。

あなたの目 健康ですか?/(63)子どもの目

6割が矯正の必要

 小学校に入ると増えてくるのが近視。学校の検診は現在、A、B、C、Dの4段階で判定しており、Aは視力1・0以上で学業に支障がない状態、B、C、Dと進むにつれ視力が低下していると判定されます。
 子どもの学年、近視の度数がどの程度かなどで治療の方法は異なりますが、日本では高校生までで60%の子どもたちが眼鏡またはコンタクトによる近視の矯正が必要になっているのが実情です。

パソコンや携帯の普及で

 私たちの時代と違い、今の子どもたちの目を取り巻く環境は劇的に変化しています。ある調査によればパソコンを1日に15分以上使う子どもは22・5%、携帯ゲームを15分以上する子どもは26・3%に達するとか。

定期検診を忘れずに

 子どもを取り巻くこうした傾向は今後ますます進むことは間違いないでしょう。先ほどもお話ししましたが、重要なのは早期発見で、定期的な検診をお忘れなく。


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院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。