徹底して山形に密着したフリーペーパー

NHKチーフアナウンサー「今夜はなまらナイト」の親方 柴田 徹さん

2013年5月10日
柴田 徹(しばた・とおる) 1968年(昭和43年)山形市生まれ。山形東高、東北大文学部卒業後、90年NHK入局。アナウンサーとして青森、仙台、神戸、名古屋、東京での勤務を経て放送部副部長として2006年6月NHK山形放送局へ。翌年1月、自らの発案で山形弁だけで最後まで通すバラエティ番組「今夜はなまらナイト」を県内のラジオ第1で放送したところ絶賛の嵐。「なまらナイト」は総合テレビでも放送される人気番組になり、月1回のラジオを含め過去からの全番組の企画、進行役を務める。愛称「親方」。45歳。
NHKチーフアナウンサー「今夜はなまらナイト」の親方 柴田 徹さん

「さんなねものはさんなね」
   山形弁で地域を元気に

――そもそも番組を始めたきっかけって?

若者へのメッセージ

 「ボクが山形に転勤してきた年、県内で高校生のイジメや自殺、受験のための未履修問題といった暗い話題が続いたんですよ。それがきっかけで、若者に山形も悪いところばっかりじゃないよ、良いところもいっぱいあるんだよというメッセージを伝えたくて」
 「それで脚本家のあべ美佳さん(尾花沢出身)やタレントのトモちゃん(山形出身)たちに協力してもらって。当初は1回こっきりのつもりだったんですけど(苦笑)」
――標準語のお手本を話すNHKアナが訛(なま)る!
 「内部でも特に若手から『ホントにいいんですか?』といった声はありました。だけど、そんなこと実際にやってみなきゃ分からないだろって」
 
嫌いだった山形

 「ボク自身、18歳まで地元にいて、何もない山形が嫌いだったし、新しいことに挑戦しない大人たちが嫌いでした。山形を離れてからはスポーツアナとして全国でいろんな経験をさせてもらい、当時のうっ屈した思いは忘れていましたが…」
――それが異動で若いころ嫌いだった山形に。
 「38歳で戻ってきて、今の若者たちに大人になったボクはどう映るのか――。ここで何か行動をおこさないと、昔のボクが嫌いだった大人と同じじゃないかと」
 
これからの番組は?

――「なまらナイト」はあなたがいないと成り立たないんだよね。
 「多くの人に助けてもらってますが、基本、ボクが台本を書かないと」
――また異動する可能性もあるわけでしょ?
 「通常3~4年のところ、もう7年いますからね。年齢から考えて、もう1回は新天地でチャレンジしてみたいと思う一方、番組を始めた原点に戻って地域で暮らす人々の息吹を伝え続けたいという思いもあります」
――NHKさんとしても、本人のステップアップも考えなきゃだし、かといって看板番組がなくなるのも痛手だろうし。
 「ご参考までに、NHKアナウンス室の流れは全国的に若手のイケメン。山形でも身長183センチで若手イケメンの伊藤海彦アナなんか、街を歩くと若い女の子からキャーキャー言われて」
――そんな人気なんだ。
 
大沼の地下に行けば…。

 「人気あります。でもボクも大沼とかの地下に行けばキャーキャー度では負けてませんよ(笑)」
――……?ああ、おばちゃんにはね(苦笑)