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ようこ先生のごきげんライフのすすめ/ビタミンC(上)

2013年2月22日
 ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれ、壊血病を予防する栄養素として1753年にイギリスで発見されました。

壊血病を防ぐ

 ビタミンCは細胞と細胞をつなぐコラーゲンの合成には必須で、ビタミンCが不足すると血管壁が緩んで出血してしまいます。これが15~17世紀の大航海時代、死に至る病として海賊よりも船乗りに恐れられた壊血病でした。

ようこ先生のごきげんライフのすすめ/ビタミンC(上)

抗酸化効果も

 ビタミンCは水溶性で脂溶性のビタミンEとともに体の酸化を防ぐ物質としても知られ、血液や眼の水晶体など水溶性の部位を酸化から守っています。また細胞膜の酸化を防ぐビタミンEが仕事を終えてくたくたになっても、ビタミンCがビタミンEをまた働けるように活性化します。
 
体内では合成できず

 この大切なビタミンC、ほとんどの哺乳類が体内で合成できますが、残念ながら人間にはできません。つまり必要量は食事などによって外部から摂取しなければならないのです。
 摂取したビタミンCは小腸から吸収されて血液によって体中に運ばれ、小脳や副腎(ふくじん)、水晶体などに数時間貯蔵されて必要な時に使われます。
 
心がけたいマメな摂取

 ビタミンCは熱、光、酸素に対して不安定なため食品の保存、加工や調理により活性が大幅に失われます。そこでビタミンCを多く含む新鮮な食品を生でマメに摂取することを心がけましょう。
 よくビタミンCを多量に摂っても無駄になると言われますが、小腸で吸収されなかったビタミンCは大腸で善玉菌を増やして便を柔らかくしてくれます。
 最後に、タバコを1本吸うだけでイチゴ6個分相当のビタミンCが失われることを付け加えておきます。


ようこ先生のごきげんライフのすすめ/ビタミンC(上)
院長 深瀬 洋子
プロフィール
(ふかせ・ようこ) 1984年山形大学医学部卒業、山形大学大学院医学研究科修了。医学博士。山形大学第二内科、山形県結核成人病予防協会、東北中央病院勤務を経て2009年9月「十日町ようこクリニック」開業。内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医など。