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あなたの目 健康ですか?/(59)花粉症の初期療法

2013年2月8日
 今回のテーマは花粉症です。「まだ雪も降りそうなのにもう花粉症の心配?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、実は今こそが大事な時期なのです。

初期療法で症状軽減

 去年は花粉の飛散が少なく、花粉症に悩まされる人もさほどではありませんでしたが、油断は大敵です。今年は例年以上に花粉が長期にわたって飛散すると予想されています。
 そこで有用なのが初期療法。初期療法とは花粉が本格的に飛散する前に抗アレルギー剤による治療を行い、花粉症の症状を軽減するほか、症状の期間の短縮化を図るものです。

あなたの目 健康ですか?/(59)花粉症の初期療法

9割近くが効果を実感

 ガイドラインでは花粉が飛散する2週前、または症状が少しでも現れた時点で抗アレルギー点眼薬を投与することになっています。
 初期療法について実際にアンケート調査を行ったところ、全体の87・6%の方が効果を実感しているそうです。
 
コンタクトなら不可避

 日ごろコンタクトを使っている人の中には花粉症の症状がひどくなるとコンタクトが使えなくなる人もいます。実際、そんなケースの場合はコンタクトを休んでステロイドを用いた治療が必要になります。
 そんな人こそ初期療法で症状を軽くしましょう。コンタクトを休むことなく過ごせるメリットが期待できます。 

バレンタインデー目安
 
 初期療法のタイミングですが、例年、関東では2月14日のバレンタインデーの前後に花粉が飛散します。その後2~3週後に山形でも飛散がはじまることが統計的に分かっています。 
 ですので山形においてはバレンタインデーを初期療法開始の目安にするといいでしょう。


あなたの目 健康ですか?/(59)花粉症の初期療法
あなたの目 健康ですか?/(47)花粉症の初期療法
院長 高橋 義徳
プロフィール

(たかはし よしのり)1990年(平成2年)山形大学医学部卒業後、同大学眼科講師、ウプサラ大学留学を経て2007年10月に金井たかはし眼科を開院。日本眼科学会専門医。山形県眼科医会理事。