徹底して山形に密着したフリーペーパー

峯田電器(山辺町)社長 峯田 季志さん

2013年2月8日
峯田 季志(みねた・ひでじ) 1951年(昭和26年)山辺町生まれ。山形工業を卒業後、パナソニックショップ(旧ナショナルショップ)の後継者育成を目指す松下幸之助商学院へ。71年に家業の峯田電器入社、91年から社長。県電機商業組合理事長、県パナソニックショップ連合会会長などのほか山辺町商工会会長なども務める。61歳。長男はミュージシャンで俳優の峯田和伸さん。
峯田電器(山辺町)社長 峯田 季志さん

「まちの電器屋」は地域密着
  各世帯のニーズに細かく対応

――凄い電器屋さんだと全国でも有名です。
 
41年連続で特別優秀店

 「おこがましいことですが、私が入った71年から41年連続でパナソニック(旧松下電器産業)から特別優秀店賞をいただいてます。この賞は月間仕入れ額が1000万円以上で売り上げが対前年比100%以上であることが条件です」
 「つまり41年間売り上げダウンが1度もない。パナソニック系列の電器店は全国に1万8000店ありますが、極めて稀な事例だそうです」
――その秘訣って?
 「大型の家電量販店と同じことをやっていたのでは勝ち目はなく、まちの電器屋が生き残っていくには地域密着しかない。だから各世帯をくまなくまわる訪問販売に徹してます。平たく言えば御用聞き商法ですな」

リフォーム、介護用品も

――しかも売るのは電器製品だけじゃなくて。
 「お客様との関係が密になると住まいに関する様々な相談をいただくようになります。そうしたニーズに応えて各種リフォームも手掛けてます」
 「介護保険制度がスタートした2000年からは介護用品のレンタル業も。電器製品の売り上げは全国的に伸び悩みですが、リフォームや介護用品でカバーできるのがうちの強みですね」
――そういえばパナソニックも最近は…。
 「電器製品だけでなく住宅用のあらゆる製品を一括して供給しようという『家まるごと』キャンペーンを展開中です」
――それを昔から先取りして実践していたと。
 
全国から注目され
 
 「そういうことになりますか。だから身に余ることですが、地域の小売店の成功事例として何度もマスコミに取り上げてもらったり、講演の依頼をいただいたり」
 「とにかく小売業は地域密着が大事。『小さく、狭く、濃く、深く』がキーワードですね」
――山辺町で峯田電器ってほんとに浸透してますもんねえ。
 「いやいや」
――でも峯田電器も知る人ぞ知る存在ですが、息子さんはもっとメジャーになっちゃいました。
 
峯田和伸ファンも殺到

 「山形商業卒業後に後を継がせるつもりが、東京の大学に行かせたばっかりにあんなことになって(苦笑)。息子のファンだという若者が全国から物見遊山でうちに来て下さいますよ、ハハハ」
――そんな若者たち、峯田電器がどんなに凄い電器屋さんか分かってないんだろうなあ。