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ドクター松本の医食同源(75)/おせち料理

2012年12月28日
 もうすぐお正月。お正月といえばおせち料理がつきものですが、カロリーが高めの品が少なくなく、メタボの方は注意が必要です。

カロリー過多に注意

 まずカロリーですが、以下はキロカロリー単位で表示した概算値です。餅2切れ・250(ご飯1・5倍に相当)、野菜の煮しめ1人前・300、栗きんとん(栗2粒)・170、伊達巻1切れ・65、黒豆20グラム・50、昆布巻き1切れ・50――。
 どうですか。お酒も入って何気なくこれらを食べているとカロリーはざっと900近くにもなり、血糖値や肥満を気にしている人には赤信号です。

ドクター松本の医食同源(75)/おせち料理

塩分は控え目に

 血圧が高めの方もご用心を。おせち料理はもともと保存を効かせるために塩分が多く使われています。昆布巻き、田作り、かまぼこ、などなど。
 この他にもお雑煮、お刺身につける醤油や漬物に含まれる塩分を加えれば、1食だけであっという間に1日の目標塩分摂取量(9g未満)の半分以上を摂ってしまうことになります。
 
タマゴ食べ過ぎは禁物

 さらにコレステロールが高めの方も要注意のおせち料理があります。それがタマゴを使った品々。伊達巻のほかカズノコ、イクラなどの魚卵はおせち料理の定番ですが、これらは動脈硬化を進行させる悪玉コレステロールが多く含まれていますので、食べ過ぎはくれぐれも禁物です。

野菜の摂取を忘れずに

 最後に、おせち料理だけでは野菜不足、特に生野菜の摂取が不足します。野菜を多めに摂取すれば糖質や脂肪の吸収を減らすことができますので、糖尿病や高脂血症で治療中の方は意識してたくさん食べるようにしましょう。
 
みなさん、よいお年を
 
 偏りのない食生活に心がけて来年も健康でお元気にお過ごし下さい。それではよいお年を。


ドクター松本の医食同源(75)/おせち料理
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院長 松本 光生
プロフィール

(まつもと・みつお) 1985年山形大学医学部卒業。山形県立中央病院勤務の後、2007年5月に松本内科クリニックを開業。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科専門医。