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ようこ先生のごきげんライフのすすめ/たんぱく質(上)

2012年12月28日
 たんぱく質を英語でプロテインと言いますが、その語源はギリシャ語で「何よりも大切なもの」という意味です。
ようこ先生のごきげんライフのすすめ/たんぱく質(上)

多めに取りましょう

 栄養を考える上でバランスは大切ですが、生命にとって不可欠な栄養素であるたんぱく質だけはその量が重要で、成人では体重1キロ当たり1グラムは必要と考えられています。
 体重60キロの人なら卵1個、豆腐半丁、肉や魚を各100グラムほど食べれば必要量は摂取できる計算になりますが、実際には調理による損失分や消化吸収能力の低下によるマイナス分があるほか、たんぱく質に含まれているアミノ酸のバランスを考慮して計算値より多めに食べた方がいいでしょう。
 成長期の子どもや妊娠・授乳中の女性、アスリート、ストレスが多い人はさらに多くのたんぱく質が必要です。

不足していると…。

 たんぱく質はアミノ酸の長い鎖が複雑につながった構造をしており、私たちは食べたたんぱく質を消化酵素でアミノ酸まで分解して吸収します。ところが消化酵素の材料もアミノ酸のため、日ごろからたんぱく質が不足している人ほど消化酵素が足りずに消化吸収が低下し、お肉を食べるとお腹が張ったりします。結果として消化しやすい糖質中心の食事に傾きがちで、悪循環に陥る危険があります。

プロテインスコアの活用

 たんぱく質を構成しているアミノ酸は20種類。そのうち体内で合成できない9種類を必須アミノ酸と呼び、必ず毎日の食事から補給しなければなりません。食品中に含まれるアミノ酸の種類と量が重要になりますが、それを知る手がかりが「プロテインスコア」。点数が高い卵や乳製品、肉や魚などの動物性食品を他の食品と賢く組み合わせて食べましょう。


ようこ先生のごきげんライフのすすめ/たんぱく質(上)
院長 深瀬 洋子
プロフィール
(ふかせ・ようこ) 1984年山形大学医学部卒業、山形大学大学院医学研究科修了。医学博士。山形大学第二内科、山形県結核成人病予防協会、東北中央病院勤務を経て2009年9月「十日町ようこクリニック」開業。内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医など。